緊急情報
屋久島国立公園における登山について(新型コロナウィルス感染拡大防止のためのお願い)【2020年7月】
2020年07月29日
2020年07月29日
屋久島国立公園における登山について(新型コロナウィルス感染拡大防止のためのお願い)【2020年7月】
屋久島国立公園では、新型コロナウィルス感染症拡大防止対策として、屋久島で登山される際の留意点について呼びかけを行っています。
各機関が発信している「登山者へのお願い」や、政府が提言している「新しい生活様式」等を踏まえ、屋久島国立公園における登山にあたっては、登山の基本的なルール・マナーのほかに、下記の点に留意いただくようご協力をお願いいたします。
◎体調管理
- 日頃の体力維持・体調管理に努め、体調不良の症状が少しでもある場合は登山を控えてください。(新型コロナウィルスの感染が疑われる場合、救助活動が非常に困難となります。また、離島や山岳地での感染拡大が生じた場合の影響は甚大です)
◎情報収集・登山計画
- コースの難易度を落とす、1日の行程を短くする、登山ガイドを依頼するなど、不測の事態にも対応できる登山の計画をお願いします。
- 屋久島にある山小屋は「避難小屋(無人)」という位置づけです。山小屋は密な環境下になることから、緊急時を除いて利用を控え、可能な限り日帰り登山を心がけてください。
- お盆や連休など混雑期の登山をできるだけ避け、また可能な限り少人数のパーティーで入山する計画をお願いします。
- 登山計画書を作成し、パーティー内で登山計画や緊急連絡先等を共有してください。
- 縄文杉快適登山日カレンダー(http://www..env.go.jp/park/yakushima/ywhcc/tozan/kaitekic.htm)などを参考に、混雑が予想される場合には、計画の変更も検討してください。
- 事前の登山道に関する最新情報を入手してください。
◎装備
- マスク、アルコール消毒液、除菌シート、体温計、使い捨て手袋、密閉式のゴミ袋など、ご自身の登山計画に応じて感染防止対策に必要な装備を携行してください。
◎実際の登山
- 早出早着や悪天候の際の待避など、遭難事故のリスクを下げる行動をお願いします。
- 混雑期や人気コースでの登山においては、フィジカルディスタンスを確保するため、他のパーティーとできるだけ行動が重ならないような対応をお願いします。
- 山小屋等の施設内や交通機関での移動中など、屋内の環境ではマスクの着用をお願いいたします。
- 身体的負荷が高まる運動中のマスクの着用は、熱中症や高度障害を誘発する可能性があります。歩行中はマスクを外す、通気性のよい機能性フェイスカバーを着用するなど、体調を崩さないように柔軟な対応をお願いします。また、登山者が集中している空間を通過する場合など、マスクを着用せざるを得ない状況では、歩行ペースを落とすなどして、ご自身の体調管理に努めてください。
- 出発時や到着時、食事の前後には、手洗いや消毒など手指の洗浄に努めてください。
- 登山中に出たゴミや着替えは、密閉できる袋に入れ、下山後に自治体のルールに従い適切に処分してください。
- 山中での他のパーティーとの声かけは必要最小限にしてください。
- 巡視員やガイド等の案内や指示に従ってください。
参考:各機関が発表している「登山者へのお願い」や新型コロナウィルス感染症対策ガイドライン
厚生労働省「新しい生活様式」の実践例
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html
公益社団法人日本山岳ガイド協会
http://www.jfmga.com/pdf/sangaku4dantai_seimei-3.pdf
一般社団法人日本登山医学会
http://www.jsmmed.org/indexSub6.html
公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会
https://www.jma-sangaku.or.jp/information/detail.php?res_id=1591866838-909647