対馬野生生物保護センター

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とらやまの森
環境省 対馬野生生物保護センター ニュースレター

とらやまの森第39号

 

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事故瞬間の情報や道路周辺でのヤマネコ目撃情報求ム!


 10月23日の朝、上対馬町比田勝の国道上でヤマネコの交通事故死体が発見されました。以前にもほぼ同じ地点で事故が起きており、どちらも亜成獣の交通事故でした。現場検証を行ってみると、道路の片側は高い河川護岸があり、通り抜けできない環境でした。事故の瞬間、ヤマネコがどのような動きをしたのかは分かりませんが、別の道路上でヤマネコの亜成獣を見たという方の話では、車に対する警戒心が低く、不可思議な行動をとるようです。

 事故の瞬間や道路周辺でのヤマネコの目撃情報は、今後の交通事故対策を考える上でとても貴重です。ヤマネコをひいてしまった場合でも故意でなければ罪に問われることはありませんので、是非、情報をセンターまでお寄せください。

マイクロチップのおかげで (^ ^) v

 10月2日の早朝、上県町の住民の方から「ヤマネコがイヌに襲われて弱っているから来てくれ!」という連絡がありました。現場に急行して確認したところイエネコでしたが、とても弱っていました。対馬動物医療センターの山本先生に治療をお願いし、マイクロチップを読み取る機械で調べてみるとそのネコにはマイクロチップが入っていて、飼い主の元から長い間行方不明になっていたネコだということがわかりました!!
 そのネコの名前は「つぎお」。山本先生の懸命な治療のかいがあって、つぎおは無事に飼い主のもとに帰りました。もしマイクロチップが無かったらつぎおは飼い主との再会を果たせなかったことでしょう。現在も、マイクロチップの挿入は無料で行っています。ネコを飼っているみなさん、あなたのネコにもマイクロチップを入れてみてはいかがでしょうか??


(図)無事に保護された「つぎお」。※マイクロチップは米粒くらいの大きさで、ネコに害はありません

市民参加の森づくり 2007イベント報告

 11月11日(日)に、厳原町内山にある鮎もどし自然公園で、「市民参加の森づくりイベント2007」(主催:ツシマヤマネコ応援団、共催:NPO法人対馬郷宿、当センター)が開催されました。初めての下島開催でしたが、すばらしい天候にも恵まれ、一般参加・関係者合わせて約30名と一緒にマテバシイやスダジイなど6種類のどんぐりのポット苗を作りました。作ったポット苗の数は約800個。みんなで作るとあっという間でした。
(写真:作ったポット苗を前に、みんなで満面の笑みで記念撮影!!)


また、当日は応援団員の方がどんぐりクッキーやどんぐりコーヒーを参加者にふるまいました!植えて、食べて、「どんぐり」の新しい魅力がわかった一日でした!この苗を何年か後に下島の森に植樹できるように、みんなで大切に育てましょうね(^-^)/
(写真:お昼休みのときに参加者にふるまわれたマテバシイ入りクッキー(^-^)/)



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