対馬野生生物保護センター

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とらやまの森
環境省 対馬野生生物保護センター ニュースレター

とらやまの森第27号

 

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市民参加の森づくり  みんなの「とらやまの森」づくり報告


 11月7日(日)、上県町目保呂地区周辺で、約60名の市民参加のもと、森づくりが行われました。
 前半は上対馬町舟志から山奥へ入り、御嶽原生林周辺の国有林を見学しました。少しずつ回復してきている伐採跡地の前で、林野庁の方から森の役割について、地元の漁師さんから海で起こっている磯焼け問題についてお話しいただきました。その後、大きな木が残る尾根上をみんなで歩いて対馬の生き物を観察し、対馬の森を感じました。


 後半は上県町目保呂ダム周辺にて、伐採後20年経ち、周囲の木と変わらないくらいまで回復した雑木林や、「人もヤマネコも」利用できる植林地にするために間伐をした試験林などを見学しました。
 最後に、目保呂ダム下流に用意したどんぐり畑に、対馬での森づくりを応援していただいている「(社)北九州緑化協会」の方にご協力いただき、約1600個のアカガシ、スダジイ、マテバシイなどのどんぐりと、アベマキの苗を植えました。春から初夏にかけての芽吹きが楽しみです。
 今回の森づくりを中心となって行ったセンターのボランティアグループ「ツシマヤマネコ応援団」より次のメッセージをいただきました。「自分の手で苗木を作り、対馬の森を守っていきませんか。自分の子どもや孫たちに、美しい対馬の自然を残せるよう一緒に頑張りましょう。」




イベント案内 棹崎公園 お散歩観察会

 寒い冬、コタツでぬくぬくしていたい季節ですが、外へ出てお散歩しませんか?棹崎周辺はツバキの花が咲き、蜜を吸いにメジロやヒヨドリが集まっています。美しいさえずりはまだ聞こえてきませんが、何種類かの小鳥が集まってできる混群に出会えるのが冬の観察会の面白いところ。寒さも吹き飛ぶような賑やかな小鳥たちが間近で観察できるかもしれません。
 3月にはナンザンスミレをはじめとする初春の草花も楽しめます。お気軽にご参加ください。

お散歩観察会日程

1月23日 2月27日 3月27日
13:00~14:30 雨天中止・参加費100円

10月のお散歩観察会

 みんなでシイの実を拾ったのですが、あまり落ちていませんでした。「台風の影響?」
 遊歩道にはイノシシの痕跡がたくさんありました。昨年はイノシシによる農作物被害が対馬全土で多発したようです。どんぐりが実っていないことと関係があるのかもしれません。




対馬野生生物保護センターからのお知らせ

「とらやまの森」は対馬島内全戸配布です。センターのカウンターからもご自由にお持ち帰り頂いていますが、島外の方は定期購読も受付けています。詳細はセンターまでお問合せください。またバックナンバーも同様に受付けております。

 第28号は2005年4月発行の予定です。

休館日

 通常は月曜が休館日ですが、月曜が祝祭日の場合は開館し、その翌日が休館日となります。また臨時休館することもありますので、その都度ご確認ください。

2月 7日、14日、21日、28日
3月 7日、14日、22日、28日
4月 4日、11日、18日、25日

 ※「とらやまの森」の記事を引用される際には、出典が「とらやまの森」であることを明記して下さい。


とらやまの森第27号

 

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