対馬野生生物保護センター

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とらやまの森
環境省 対馬野生生物保護センター ニュースレター

とらやまの森第16号

 

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ツシマヤマネコ保護増殖連絡協議会を開催しました


 3月20日午後、ツシマヤマネコ保護増殖連絡協議会を開催しました。この会議は、行政機関(環境省、林野庁、長崎県、対馬6町など)が集まって、ツシマヤマネコの保護について話し合う会議です。
 会議では、前回以降のツシマヤマネコの状況や保護対策の動きを環境省から説明し、その後イエネコ対策や交通事故対策、住民の意識などについて話し合いました。会議の中で、役場の方から、本紙「とらやまの森」は全戸配布が効果的とのご指摘をいただき、さっそく今号から全戸にお届けすることになりました。
 今後も、関係の行政機関と協カしながらヤマネコの保護を進めていきたいと考えています。



昨年度に引き続き対馬動物診療所開所

 センター飼育中の2頭のツシマヤマネコは、猫の伝染病であるFIV(通称、「猫エイズ」)に感染しています。ツシマヤマネコのFIVは猫(飼い猫・ノラ猫)から感染したと考えられています。
 今年も、上県町佐須奈の対馬動物診療所において、九州地区獣医師会連合会による飼い猫の診療活動が4月から11月まで毎月一回行われます。診療内容は、ノラネコを増やさないための避妊・去勢手術、血液検査(猫工イズ、猫白血病のチェック)、検便(寄生虫のチェック)、猫の登録(個体識別用のマイクロチップ挿入です。飼い主さんの費用負担は一切ありません。

 ※犬は受け付けていません。また、猫の一般診療は行っておりませんのでご注意ください。



ツシマヤマネコにFIV感染を広げないためのお願い

  • ノラネコを増やさないために、ノラネコにエサを与えたり、残飯や魚のあら等を屋外に放置しないようにしてください。
  • 飼い猫はなるベく室内飼育をし、避妊・去勢手術を受けせてください。


人の動き

岩本 優子

 4月より働くことになりました岩本優子です。長崎県民ながら対馬に来るのは初めてです。
 島内は縁が豊かでセンター周辺も例外ではありません。
 このような環境で働くことができて大変うれしく思っています。分からないことだらけで、勉強の毎日ですがやりがいのある仕事なので頑張りたいと思います。よろしくお願いします。

村山 晶

 昨年11月よりセンターで働いている村山晶です。3月で対馬を去る予定でしたが、本年度もこちらでお世話になることとなりました。
 今年は対馬の色々な場所に出かけてみようと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

 ※他に、センターで2年間働いて白石明日香さんが、4月から福岡市動物園のツシマヤマネコ飼育担当になりました。今月から始まった福岡市動物園でのツシマヤマネコ飼育日記(4ぺージ目)をご覧ください。


とらやまの森第16号

 

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