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環境省 対馬野生生物保護センター ニュースレター

とらやまの森第13号

 

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ツシマヤマネコとイエネコの見分け方



「ヤマネコと私の家のミーコちゃんとどう違うの?」そう思っている方は多いのではないでしょうか。ヤマネコの大きさはイエネコとあまり変わらないし、「こんな山の中に?」という様な所にもノラネコがいる事があります、「山に住んでるネコ=ヤマネコ」とは限りません。ツシマヤマネコは、日本で対馬にしかいない貴重な生き物です。ヤマネコとイエネコを見分ける方法をおぼえましょう。

[ おでこの模様が縦筋のツシマヤマネコ ]


[ おでこの模様がM字状のイエネコ ]


 まず顔。イエネコにはヤマネコに似た模様のネコもいます。どこが違うのでしよう?実はおでこのシマ模様が違います。
 ヤマネコのシマ模様は目の上から頭の方へまっすぐ伸びています。キジトラのネコはアルファベットのMの字のようにシマ同士がつながっています。

 次は、これ!確実な特徹は耳のうしろです。
 ヤマネコの耳のうしろは真っ黒で、そこにはっきりとした白い大きな斑点があります。この斑点は「虎耳状斑(こじじょうはん)」と呼ばれるもので、トラやベンガルヤマネコ、イリオモテヤマネコなどにもあります。


イエネコには、この虎耳状斑」はありません。ヤマネコかイエネコか迷ったときは、耳のうしろを見てみましよう!

 ヤマネコの体型は「胴長短足」です。そして、しっぽが長くとても太いです。
 もし、以上のような特徴をもった生き物をみたらヤマネコかもしれません。見かけた場合はぜひ対馬野生生物保護センター(0920-84-5577)までご連絡をお願いします。



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