対馬野生生物保護センター

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2004年11月18日:ツシマヤマネコの死体発見について(お知らせ)-今月2頭目

2004年11月ヤマネコニュース

投稿者:大林 投稿日:2004/12/01(Wed) 19:29 No.59

18日7時30分頃、対馬市上県町椋梨(むくなし)において、ツシマヤマネコの死体が発見されました。個体の状況から考えて、17日夜半~18日早朝にかけて、交通事故にあったものと考えられます。

<詳細>
1. 発見日時 平成16年11月18日(木)7時30分頃
2. 発見場所 対馬市上県町椋梨の道路脇の田圃
3. 発見の経緯 道路脇の田圃で死んでいるツシマヤマネコを地域住民が発見した。その後、センター職員に連絡が入り死体を収容した。
4. 個体の情報
(1)性別 メス
(2)年齢 亜成獣(当年生まれ)
(3)体重 1,720g
(4)全長 64.5cm(頭胴長43.5cm)
(5)死体の状態 17日夜半~18日早朝にかけて交通事故にあったものと推察される。頭蓋骨及び骨盤骨折あり。栄養状態は良。
(6)死因 頭蓋骨及び骨盤が骨折していたことから、交通事故により死亡したものと推察される。
(7)その他 生殖器を摘出し神戸大学へ、死体は病理解剖等のため鹿児島大学に送付した。

※ツシマヤマネコの交通事故死体は、1992年以降28頭目、2004年に入って3頭目、11月に入って2頭目です。この時期は子ネコが親離れし分散する時期で、交通事故が起き易くなっています(11・12月の交通事故は交通事故全体(32件)の約半数(15件)、亜成獣に限れば17件中14件(82%)を占めます)。ヤマネコが安心して行動できるよう、安全運転を心がけ、夜は道路で光る目にご注意ください。