対馬野生生物保護センター

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2004年5月:センターの活動日誌・ヤマネコについて

2004年5月の活動

エンリッチメントしました

ヤマネコの飼育舎

投稿者:木村 投稿日:2004/05/21(金曜) 22:06

今日はセンター閉館後、職員総出+学生ボランティアさんで、ヤマネコ飼育舎の環境改善をしました。ヤマネコが少しでも気持ち良く暮らせるように、梅雨が本格化する前に雨よけの東屋を入れ、ヤマネコお気に入りポイントの上に屋根をつけました。よろこんで使ってくれるといいのですが・・・

午前中は佐須奈小学校のみんなと、学校の周りに暮らしている野鳥を探しに行きました。なんと、図書室の裏で、コシアカツバメの巣から顔を出しているニュウナイスズメを発見!この春、ここで子育てをするのでしょうか?みんなと静かに見守ってあげられればと思います。

何に見えますか?

謎の木

投稿者:大林 投稿日:2004/05/11(火曜) 20:54

 最近センターの職員がかかる病気に私もかかりました。何かというと「道路の上に落ちているものにやたらと目がいってしまう病」。ヤマネコが万が一はねられてないか気になるんですよね。
 この写真のものは、私が通勤するとき、佐護の湊からセンターの上に上がってくる道路にありました。まずは遠目で「なんだなんだ」、近づいて「あぁ、木だ。でも動物がはねられて腹見せて死んでいるのに似てるなぁー」と、で帰り、朝にそんな木があったことを忘れて同じところでライトに照れされたそいつを見たときは、結構びっくりでした。

 ツシマヤマネコはわかっているだけでこの5年に21匹が交通事故にあい、そのうち17匹が死んでいます。生息数が70~90頭と言われているツシマヤマネコにとっては非常に大きな数字です。現在交通事故の原因の調査等も行っていますが、具体的にどうするかという対策の結論とその実施については少し時間がかかりそうです(もちろん急ぎます。また看板設置や交通事故防止キャンペーンなどは行っています)。
 対馬を運転する際には安全運転で願います。因みに事故は秋が多いので、さらなるご注意を。