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5月23日(日)、毎月第4日曜日恒例の棹崎お散歩観察会が行われました。参加者は13名、子供からおじいちゃんまで、幅広い年齢層を交えての観察会となりました。今回はセンター脇から灯台まで続く棹崎公園の遊歩道を歩きました。
観察会のお役立ちアイテム双眼鏡、今日も持って行きましょう!
人によって目の幅や視力はまちまち、まずは自分だけのマイ双眼鏡を作ります。
まず出迎えてくれたのは、満開に花を咲かせた背丈の低い、アジサイのような葉をもつ木。一つの株に、赤紫と白、2色の花が楽しめます。みなさんが謎に思っていたこの花は、ハコネウツギという植物でした。
コウモリの出す超音波を、人間の耳でも聞こえる音に変換する機械、「バッドディデクター」を使って、奥の弾薬庫にコウモリがいるかどうか調べてみましょう。
「ポポ、キュポ~ポポポ・・」
いました!おどろかさないように、夜行性動物に優しい光をあてて観察します。
「コウモリってあんなに小さいんだ~。」
カササギが登場してくれました。「カシャ、カシャ」と鳴くカラスの仲間、別名「カチガラス」です。
棹崎公園といえば、「日本最北西端の地」。観察会ついでに記念撮影です。センターにて「日本最北西端到達証明書」ももらえますので、欲しい方は受付までどうぞ。
13日のアジサイ祭は大盛況だったようですね!棹崎公園でもちらほらと咲いているのを楽しませてもらいました。双眼鏡を虫めがねにして、よ~く観察してみよう!アジサイの新たな魅力が発見できるかも?
こんな植物も観察できました。意外にきれいなヤマゴボウの花です。市販されているものにも、同じような花が咲くそうです。
こんな天気のいい日は海もきれい♪吸い込まれてしまいそうな青さでした。
センターの隣人、ハヤブサさんも登場してくれました。
「ここにもコウモリがいた!」
バッドディデクターを使わなくても、子供たちが見つけてくれました。
ムサシアブミ、大きくてつやつやしている葉っぱがきれいです。
この花の部分が、馬に乗る時に足をかける鐙(あぶみ)に似ているというのが、名前の由来だそうです。
前回の観察会の宿題、センター職員日誌でも登場しましたが、あの白いアワアワは「シロオビアワフキ」というアワフキムシの幼虫のすみかでした。このとき覗かせてもらったのはすでにサナギになっていました。
駐車場まで降りてきて、ここで解散。5人で始まった観察会が、いつの間にか13人に増えていました。参加者同士の交流も生まれたようで、こういった観察会を機に、楽しい仲間の輪が広がればいいな~と思います。みなさん、またいらしてくださいね。