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2003年12月ヤマネコニュース
2003/12/30(Tue) ツシマヤマネコニュースNo.41より 投稿者:センター山本
28日(日)夕方、15日に上県町の民家の鶏小屋に入り保護されたツシマヤマネコを野生復帰させたのでお知らせします。
<詳細>
1.野生復帰
15日に上県町内の集落で保護されたツシマヤマネコの血液検査の結果、特に問題がなく、健康状態が良好だったため、28日(日)午後5時15分、保護された地点から少し離れた山中で野生復帰させた。このツシマヤマネコには、首輪型発信機を装着しており、定期的に行動追跡調査を行う予定。
野生復帰に当たっては、このツシマヤマネコが佐護地内の集落で2度鶏を襲ったことがあることから、同集落で鶏を飼育している住民を対象に住民説明会を行い、野生復帰させることに理解を求めるとともに鶏小屋の戸締りを呼びかけた。
2.個体の情報
(1)性別 オス
(2)年齢 成獣(約2才半と思われる)
(3)体重 3980g(保護時(15日)は4020g)
(4)体長 80.2cm(頭胴長 57cm)
3.当該個体の経緯
2002年5月12日 交通事故により上県町ミトドで保護
2002年6月20日 野生復帰
2002年8月11日 上県町佐護の集落で鶏小屋に入っているところを保護
2002年8月27日 センター野外ケージより脱走
2003年12月15日 上県町佐護の集落で鶏小屋に入っているところを保護
2003年12月28日 野生復帰