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2003年12月ヤマネコニュース
2003/12/16(Tue) ツシマヤマネコニュースNo.40より 投稿者:センター山本
15日(月)、上県町において、ツシマヤマネコが鶏小屋に入り鶏を襲っているところを発見され、対馬野生生物保護センターに保護しました。このヤマネコは、過去に交通事故などにより保護されたことのある個体で、センターに保護されたのはこれで3度目です。
<詳細>
1.保護された経緯
15日午後8時過ぎ、上県町内の住民が、ツシマヤマネコが所有の鶏小屋に入っているところを発見し、ツシマヤマネコを守る会の山村氏を経由してセンター職員に連絡した。現場に赴いたセンター職員が、そのツシマヤマネコを保護し、午後9時過ぎにセンターに収容した。
そのツシマヤマネコは、開いていた扉から小屋に入り、鶏1羽をかみ殺していた。発信機を装着していたことから、過去にセンターで保護したことのある個体であることが確認できた。
2.個体の情報
(1)性別 オス
(2)年齢 成獣(約2才半と思われる)
(3)体重 4020g
※ 外見上特に問題はなく、栄養状態も良好と見られる。
3.今後の予定
本日午後に血液採取し、感染症等の検査を行う。結果が出るのを待って(約1週間)、今後の取り扱いを検討する。
4.当該個体の経緯
2002年5月12日 交通事故により上県町ミトドで保護
2002年6月20日 野生復帰
2002年8月11日 上県町友谷で鶏小屋に入っているところを保護
2002年8月27日 センター野外ケージより脱走
(その後もテレメトリー調査により生存は確認されていた)
2003年12月15日 上県町友谷で鶏小屋に入っているところを保護