報道発表資料
2024年12月05日
- 報道発表
奄美大島におけるマングース侵入・定着防止計画の策定について(お知らせ)
環境省では去る9月3日に奄美大島における特定外来生物フイリマングースの根絶を宣言しました※。沖縄奄美自然環境事務所では、今後引き続きマングースの再侵入を監視するため、「奄美大島におけるマングース侵入・定着防止計画」を11月15日に策定しました。本計画の始動をお知らせするとともに、マングースやシロアゴガエル等、侵略的外来生物の奄美大島への侵入を監視するため、島の皆さんの引き続きのご協力をお願いします。
※報道発表「奄美大島における特定外来生物フイリマングースの根絶の宣言について」
1.侵入・定着防止計画検討の概要
根絶を達成したことは、同時にマングースの再侵入を監視するフェーズに入ったことを意味します。マングース検討会では令和5(2023)年度以降、根絶後の監視体制のあり方についての検討を進めてきましたが、令和6(2024)年9月のマングース検討会での意見を踏まえて、今年度後期から「奄美大島におけるマングース侵入・定着防止計画」に基づいた侵入・定着防止を行っていくこととしました。
1. 対象:フイリマングース
2. 区域:鹿児島県奄美大島
3. 期間:令和6(2024)年11月15日から令和11(2029)年10月31日(約5年間)
4. 概要:
本計画では奄美大島へのマングースの侵入・定着防止図ることを目標とし、マングースの侵入監視を継続すると共に、発見時の初動対応策の概要を決定しました。引き続きマングース防除事業において蓄積してきた自動撮影カメラによるモニタリングを継承し、マングース探索犬の探索能力の維持を図ると共に、新たな活用技術の発展についても検討を続けていくことを明記しています。今後、他島嶼における外来哺乳類の侵入定着防止にも適用・展開できるモデルケースとしていくことを目指します。
2.マングース等の外来生物への侵入監視への協力のお願い
本計画に基づく侵入監視の取組みの実現には、島の皆さまの協力も欠かせません。奄美大島にお住まいの皆さまには引き続きマングースと思われる動物の目撃情報を求めています。マングース、シロアゴガエルなどの外来生物を発見したかも知れないと思われるような情報があれば、奄美野生生物保護センター(0997-55-8620、RO-AMAMI@env.go.jp)にご連絡ください。
2024年2月26日報道発表「奄美マングースバスターズの動画と普及啓発ポスターの作成について」
https://kyushu.env.go.jp/okinawa/press_00088.html
https://kyushu.env.go.jp/okinawa/press_00088.html
3.奄美大島におけるマングース侵入・定着防止計画
お問い合わせ先
環境省 沖縄奄美自然環境事務所
所長 北橋 義明
外来生物企画官 吉村 正志
担当:奄美群島国立公園管理事務所
(奄美野生生物保護センター)
所長 広野 行男
国立公園保護管理企画官 阿部 愼太郎
電話:0997-55-8620