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沖縄奄美自然環境事務所

報道発表資料

2024年02月26日
  • 報道発表

奄美マングースバスターズの動画と普及啓発ポスターの作成について

 環境省沖縄奄美自然環境事務所は、外来生物法に基づくマングース防除事業を実施してきています。この結果、平成30(2018)年4月の捕獲を最後に確実な生息情報は得られていません。令和3(2021)年度からは、新たな計画「根絶確認及び防除完了に向けた奄美大島におけるフイリマングース防除実施計画」※に基づく防除事業により、奄美大島からのマングース根絶を目指してモニタリングを継続しつつ、根絶宣言を出せるか検討を行っています。
 この度、①奄美マングースバスターズの活動を紹介する動画及び②マングースの目撃情報を求める普及啓発ポスターを作成しましたのでお知らせします。バスターズの取組みを知っていただくと共に、改めて島内にお住まいのみなさまにマングースかも知れないと思うような動物を見かけられたら、奄美野生生物保護センターにご連絡いただきますよう、よろしくお願いいたします。
※「根絶確認及び防除完了に向けた奄美大島におけるフイリマングース防除実施計画」:https://kyushu.env.go.jp/okinawa/pre_2021/post_145.html

 

奄美マングースバスターズの活動紹介動画の作成

 平成17(2005)年度から奄美マングースバスターズを結成して防除の強化を図ってきました。この結果、平成30(2018)年4月の捕獲を最後に確実な生息情報は得られていません。奄美マングースバスターズは根絶を確実なものにするべく、今年度も毎日林内でモニタリング作業を継続しています。
 そのような奄美マングースバスターズの活動を多くの方々に知ってもらうべく、バスターズ自らが14分ほどの映像を制作、公開しました。
       https://youtu.be/OGJJqBQH04c
 
 

マングースの目撃情報を求める普及啓発ポスター

 マングースの捕獲や自動撮影カメラの撮影などがなく、存在が確認でいない状態が続いています。マングースが奄美大島から既に根絶できている可能性も年々高まっています。しかし、万一発見される状況も考慮して現在でもマングースバスターズはわなや自動撮影カメラのモニタリングを継続しています。加えてマングースが沖縄島などから奄美大島などに持ち込まれる可能性もあることから、奄美大島からの根絶を確認したあとにも再侵入の可能性は否定できません。私たちは引き続きマングースが奄美大島にいるかも知れないという視点で監視を続けていく必要があります。
 まずは、現状で奄美大島におけるマングースの根絶を確実なものにしていくためにも、島民の皆さんからの協力をいただきながら、監視を続けていきたいと思っています。マングースを発見したかも知れないと思われるような情報があれば、是非、奄美野生生物保護センター(0997-55-8620)にご連絡ください。
 
・マングースポスター[PDF]

お問い合わせ先

環境省  沖縄奄美自然環境事務所奄美群島国立公園管理事務所(奄美野生生物保護センター)
所長 阿部 愼太郎 
電話:0997-55-8620