「奄美大島における外来植物対策の優先度リスト」の公表について （お知らせ）

　令和５年６月に改正外来生物法（令和４年法律第42号）が全面的に施行されました。この法改正に伴い各主体による防除の円滑化のため責務規定が創設され、国、都道府県、市町村、事業者、民間団体その他関係者は、相互に連携協力に努めることとされました。一方、特定外来生物を含む侵略的外来種は既に多くの種が各地に広く侵入・生育していることから、各主体の限られた労力と予算を効果的に運用する上で、防除作業の対象種・場所の優先度を検討する必要があります。

　そのため、昨年来、まずは世界自然遺産地域であり外来種の侵入・生育情報がある程度把握されている奄美大島を対象として、鹿児島県、奄美大島５市町村のほかNGO・NPO等の関係団体等との意見交換を行うなどして検討を行ってきました。その成果として、特定外来生物以外の種も含めて、奄美大島において現在生育が確認されている侵略的外来植物を対象に、防除優先度リストを作成し、今般、奄美野生生物保護センターのウェブサイトに公開しましたのでお知らせします。

　引き続き多くの方々による主体的な防除を歓迎するとともに、各主体と連携して効果的に侵略的外来植物の防除対策と新たな侵略的外来種の侵入監視に取り組んでいきたいと考えています。

https://kyushu.env.go.jp/okinawa/awcc/alien-priority.html