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沖縄奄美自然環境事務所

報道発表資料

2022年10月25日
  • 開催案内

(お知らせ)「外来カエル類の侵入を防ごう」ワークショップ開催について

 環境省では、奄美群島に生息するカエル類を多くの方に知ってもらい、特定外来生物であるシロアゴガエルなどの侵入を監視する目的で、「外来カエルの侵入・拡大を防ごう!」ワークショップを開催します。
 また、ワークショップ開催に合わせて奄美野生生物保護センターのHPに「奄美のカエル鳴き声図鑑」のサイトを作りましたのでお知らせします。保護センターでは、このカエルのイラストとHPのQRコードを付けたキーホルダーをワークショップ参加者、保護センター来場者にプレゼントします(数に限りがあります)。
 奄美群島に特定外来生物がさらに侵入、拡大しないように、多くのみなさんのご協力をお願いします。
 キーホルダー

○「外来カエル類の侵入を防ごう」ワークショップ

日時:令和4年10月27日(木) 18:30~20:30
場所:奄美博物館3階 研修室 参加費無料、事前申し込み不要
持ち物:動きやすい服装、懐中電灯
主催:環境省沖縄奄美自然環境事務所奄美群島国立公園管理事務所
協力:奄美海洋生物研究会
内容:与論島のシロアゴガエル侵入・拡大事例紹介、真似して覚えよう!カエルの鳴き声講座、野外でのコールバック体験、キーホルダーをプレゼント。
お願い:コロナの状況に配慮して、必要に応じてマスクの着用等、各自感染症対策をお願いします。

○「奄美のカエル鳴き声図鑑」サイトの開設

奄美野生生物保護センターでは、「奄美のカエル鳴き声図鑑」のページを新たに作って公開しています。
https://kyushu.env.go.jp/okinawa/awcc/frog-call.html
奄美群島の在来種9種に加えて、シロアゴガエルの鳴き声も掲載し、私たちの身の回りにいるカエルの仲間を知ってもらうと共に、特定外来生物シロアゴガエルの侵入を阻止するためにも、多くの方々に監視していただきたいと思います。
 
 
 
 
 

○シロアゴガエルについて

フィリピン、大・小スンダ列島、マレー半島が原産で、体長5~7cmの中型のカエルです。 1964年に沖縄・嘉手納に定着後、沖縄諸島、宮古列島の多くの島々に侵入しています。侵入すると、生活様式が似ているアマミアオガエルとの食物や産卵場所を巡る競争が心配されています。春から秋の繁殖期には樹上などに泡状の卵塊(泡巣)を作ります。指先の吸盤でどこにでも張り付けるため、貨物などとともに別の地域や島に簡単に移動してしまいます。2013年には与論島でも発見されており、定着してしまっている島では島の外に出さないよう、まだ定着していない島ではほかの島から侵入させないよう、注意が必要です。

お問い合わせ先

環境省 沖縄奄美自然環境事務所
    奄美群島国立公園管理事務所
         (奄美野生生物保護センター)
担当  阿部 愼太郎
電話    0997-55-8620