対馬野生生物保護センター

ホーム >> とらやまの森バックナンバー >> とらやまの森第36号 2ページ


とらやまの森
環境省 対馬野生生物保護センター ニュースレター

とらやまの森第36号

 

現在のページ 01 | 02 | 03 | 04


ツシマヤマネコと共存する地域づくり座談会


ツシマヤマネコと共存する地域づくり座談会

思わず前のめり(舟志地区)

 環境省「共生と循環の地域社会づくりモデル事業」の一環として、今年3月に上対馬町舟志地区、上県町佐護地区で座談会を開催しました。テーマはツシマヤマネコをはじめとする地域の自然を残しながらこれからも対馬でずっと暮らしていくための地域のあり方を考えることでした。

写真:思わず前のめり(舟志地区)


地域のためになることを、地域住民の手で(佐護地区)

 舟志地区では、里地里山の暮らし、食と農、地域の魅力発見の3つのグループに分かれて議論が行われました。その中で、自然のリズムと共にあった舟志地区の伝統的でやさしさがあふれる暮らしの営みを知ることができました。座談会後の交流会では、地区の住民自らが積極的に変わっていこうと呼びかける声も上がりました。佐護地区では、里地里山の暮らし、そして食と農の2つのテーマで話し合いが行われました。里地里山では、「千俵蒔山の野焼きを復活させたい」という具体的な提案がありました。食と農のグループでは「佐護といえば稲作、美しい田んぼの風景を守るためにも持続的に農業が営まれるようにしたい」という思いがまとまりました。センターでは今年度も2地区での座談会を続け、夢の具体化を目指します。

写真:地域のためになることを、地域住民の手で(佐護地区)




人の動き

センターではこの4月に3名の職員の交代がありました。毎日一緒に仕事をしてきた仲間との別れ、そして新たな職員との出会いを経て、心新たに新年度をスタートしています。

ありがとうございました

檜山 智嗣(環境省事務補佐員、調査研究担当)
 あっという間の3年間でした。この仕事を通じて出会った多くの方々に感謝いたします。センターを離れるにあたり、これからも地域の方々と共にあるヤマネコセンターであって欲しいと思います。ありがとうございました。

木村 朗子(環境教育担当)
 野鳥に魅せられてやってきた対馬でしたが、3年間を振り返るとお世話になった地域の方々のお顔と、感謝の気持ちばかりが浮かびます。みなさんに育てていただいた恩を返さないまま島を去るのは心苦しい限りですが、遠くからいつも対馬を応援しています!

朝倉 みづほ(ヤマネコ飼育担当)
 半年間の予定で始まった私の対馬ライフ。一年半居ることができ、3倍楽しむことができました。「半年間」では出来なかった体験、出会うはずの無かった人たちとの出会い。宝物です!対馬よ!ヤマネコたちよ!呼んでくれてありがとう。

よろしくお願いします

上山 剛司(環境省事務補佐員、普及啓発・環境教育担当)鹿児島県出身
 7年ぶりに戻ってきた九州。場所はツシマヤマネコがすむ国境の島・対馬。昨年、実習で来島した際に感じたセンターの方々の熱さと島独自の自然環境や文化、風土にひきつけられ、ノコノコと流れてきてしまいました。地域の皆さんが少しでもヤマネコに魅力を感じて下さるような環境教育プログラムを展開していきます。

大谷 雄一郎(普及啓発・環境教育担当)栃木県出身
 はじめまして!対馬にはツシマヤマネコをはじめ珍しい動物や植物がたくさん見られることを知りました。今はまだ勉強不足でわからない事ばかりですが、これから勉強して対馬の自然を残せるように頑張っていきたいと思います。

神宮 有梨奈(ヤマネコ飼育担当)対馬市上県町出身
 はじめまして。4月から飼育員として働かせていただいている神宮です。飼育員の仕事はとても重要でやりがいのある仕事だと思います。一日でも早く仕事を覚えられるようにがんばります。よろしくお願いします。


とらやまの森第36号

 

現在のページ 01 | 02 | 03 | 04


ホーム >> とらやまの森バックナンバー >> とらやまの森第36号 2ページ