対馬野生生物保護センター

成獣(大人のヤマネコ)は頭からお尻までが約49～61㎝、しっぽの長さが約20～27㎝、体重は約2.8～4.0㎏です。赤ちゃんは全長(頭からしっぽの先まで)約20㎝、体重は約100ｇです。

野生では9年くらいまで生きたヤマネコが確保されています。飼育では最長15 年生きたヤマネコが確認されています。

ヤマネコは完全な夜行性ではなく1日中活動します。ただ、ヤマネコの餌となるネズミが夜行性なので、ヤマネコも餌を捕るために夜に活動することが多いようです。

ツシマヤマネコはアムールヤマネコの地域個体群(生物の同種個体の集まり)となり、生物学的には同じ種となります。つまり遺伝子レベルではツシマヤマネコもアムールヤマネコもほとんど違いはありません。

よこはま動物園ズーラシア、東京都井の頭自然文化園、福岡市動物園、富山市ファミリーパーク、盛岡市動物公園、沖縄こどもの国、京都市動物園、名古屋市東山動物園、九十九島動植物園の9園です。

平成4年から平成26年1月までに79頭のヤマネコが交通事故にあい、そのうち70等が死亡しています。最も多い年では年間15頭のヤマネコが交通事故にあってしまいました。平均すると年間約3.5頭のヤマネコが交通事故にあっています。

ヤマネコの為にできることは沢山あります。例えば車に乗っている時に運転をしてくれている人に「ヤマネコに優しい運転をしてください」とお願いするとか、家で食べるお米は対馬の物を食べるとか、木を使う時には対馬の間伐材( 森の手入れをして出した木) を使うとか。普段の暮らしの中でもヤマネコの為にできることは沢山あります。周りの人にヤマネコや対馬の自然について話をするのも大切なことです。