対馬野生生物保護センター

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2007年12月:センターの活動日誌・前田

2007年12月の活動

冬期湛水はじまる!

投稿者:まえだ 投稿日:2007/12/05(Wed) 20:41 No.1529

 上県町佐護で「冬期湛水」が始まりました!

 冬期湛水って何だ!?

 冬期湛水とは、読んで字の如く、稲刈り後の冬の間に、田んぼに水をはること。湿地化することで、鳥や昆虫、水生生物などの生物多様性が向上するとともに、水質浄化、地下水の涵養などにつながる。また、抑草や施肥効果、低農薬化、農産物の高付加価値化など農家側へのメリットも期待されることから、近年、全国各地で注目されている農法です。
 佐護でも「試験的にやってみよう!」ということで、昨日から仁田ノ内という集落にある2枚の田んぼで水が放たれました。いつかはこの農法が広がり、佐護の田んぼ一面に水が湛えられ、多くの野鳥が飛来し、お米が高く売れ、しかも品切れしてしまって農家が困り果てている表情を是非見てみたいものです。

↑佐護仁田ノ内の田んぼで始まった冬期湛水。背後にある若宮神社の社叢林が農村景観美を引き立てていますね。