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投稿者:佐々木 投稿日:2007/02/13(Tue) 11:50 No.132
<概要>
対馬野生生物保護センターでは、一般公開してきたツシマヤマネコ「つしまる」が体調を崩したことに伴い1月31日から一般公開を見合わせています。「つしまる」は治療に専念させるため公開個体を交代することにしました。新しいツシマヤマネコは、3月8日(木)から一般公開をする予定です。
1.「つしまる」について
ツシマヤマネコの実物を見ることで、ツシマヤマネコへの関心及び保護意識をより高め、保護活動をさらに推進していくことを目的として、平成15年12月9日よりツシマヤマネコ「つしまる」の一般公開を行ってきました。「つしまる」は本年1月31日より体調を崩したことから一般公開を中止し、室内飼育に切り替え治療を行ってきましたが、9歳という高齢であることや治療が長引く見通しであることから公開から「引退」させることを決めました。現在は回復傾向にありますが、今後も状況を見ながら治療を施します。なお、「つしまる」はFIV(ネコ免疫不全ウイルス)に感染していますが、現在FIVの発症は確認されておりません。
2.新しい公開個体について
交代する個体は、平成14年9月23日に調査のために捕獲した推定7歳以上のメスの個体です。捕獲時の検査により、「つしまる」と同様にFIVに感染していることが確認されたため、センターで収容し、飼育を続けてきました。
公開個体を交代させるためには、飼育施設の清掃や模様替え等を行う必要があることや、公開個体が新しいケージに慣れるための期間を考慮する必要があり、3月8日(木)から一般公開を再開する予定です。
3.その他
公開予定個体の状態によっては、公開予定日が変更になることがあります。
また、新しく公開する個体については、今後一般から愛称を募集する予定にしています。愛称募集の詳細については、あらためてお知らせいたします。