対馬野生生物保護センター

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2006年11月18日:ツシマヤマネコの死体収容(交通事故)

2006年11月ヤマネコニュース

ツシマヤマネコの死体収容(交通事故)

投稿者:佐々木 投稿日:2006/11/21(Tue) 14:00 No.124

<概要>
 平成18年11月18日(土)、対馬市上県町佐護(さご)深山(みやま)において、ツシマヤマネコの亜成獣が交通事故に遭遇し死亡した個体を対馬野生生物保護センターに収容しました。この事故により、平成18年度におけるツシマヤマネコの交通事故発生件数は5件目となり、4頭が死亡しています。
 このところ、ツシマヤマネコの仔ネコが親離れの季節を迎え、交通事故が多発し、危機的状況にあります。運転をされる方は、なおいっそう安全運転に心がけて頂くようお願い致します。

1.発見日時:平成18年11月18日(土)午後8時10分頃

2.発見場所:対馬市上県町佐護深山の国道

3.発見の経緯:交通事故の現場をセンター職員が目撃し、死亡した個体を収容しました。

4.個体の情報
(1)性別:オス
(2)年齢:亜成獣(今年春生まれ)
(3)体重:980g
(4)全長:53.2cm(頭胴長51.2cm)
(5)死体の状態:頭部が骨折し即死の状態。栄養状態は普通。
(6)死因:目撃者の情報から、交通事故により死亡。
(7)FIV、FeLV検査:共に陰性
   (FIV:ネコ免疫不全ウイルス、FeLV:ネコ白血病ウイルス)

5.その他
 この事故により、平成18年度における交通事故発生件数は累計で5件、4頭が死亡。また、平成4年以降における交通事故発生件数は累計で42件、37頭が死亡となります。
 仔ネコが親離れの季節を迎え、交通事故が多発し危機的状況にあります。
運転をされる方は、なおいっそうスピードを落とし安全運転に心がけて下さい。万が一事故に遭遇した場合又はツシマヤマネコの死体を発見した場合などは、速やかに対馬野生生物保護センター等にご連絡下さるようお願いします。