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投稿者:佐々木 投稿日:2006/10/26(Thu) 10:23 No.115
<概要>
10月3日(火)に上県町中山(なかやま)において、とらばさみにかかり保護・収容していたツシマヤマネコを、病状等検査の結果異常がなかったことから、27日(金)夕方、保護された付近の山中に放獣しますのでお知らせします。
1 野生復帰
10月3日(火)に上県町中山においてとらばさみにかかり、対馬野生生物保護センターに保護・収容していたツシマヤマネコについて、
①外傷が完治したこと
②血液検査の結果、感染症など他に異常が認められないこと
から、明日(10月27日(金))夕方に、保護された付近の山中に放獣します。
なお、ツシマヤマネコへの影響等を考慮し現地取材はご遠慮願います。
2 個体の情報
(1)性別:オス
(2)年齢:成獣(老齢)
(3)体重:3,660g(保護時)
(4)全長:80.5cm(頭胴長 55.0cm)
投稿者:佐々木 投稿日:2006/10/26(Thu) 14:07 No.116
10月3日(火)に上県町中山においてとらばさみにかかり、対馬野生生物保護センターに保護・収容していたツシマヤマネコについて、本日(26日)午前10時に野生復帰させるとお知らせいたしましたが、野生復帰前の詳細な検査の結果、外傷が完治していないことが判明し、野生復帰を延長することとなりました。
投稿者:佐々木 投稿日:2006/10/06(Fri) 14:07 No.110
9月30日(土)に上対馬町舟志(しゅうし)の市道において、交通事故により保護・収容していたツシマヤマネコを、病状等検査の結果異常がなかったことから、本日の夕方、保護された付近の山中に放獣しますのでお知らせします。
1.野生復帰
9月30日(土)に上対馬町舟志の市道において交通事故にあい、対馬野生生物保護センターに保護・収容していたツシマヤマネコについて、
①外傷、骨折及び内臓の損傷等が見られないこと
②血液検査の結果、感染症など他に異常が認められないこと
から、本日(10月6日(金))夕方に、保護された付近の山中に放獣します。
なお、ツシマヤマネコへの影響等を考慮し現地取材はご遠慮願います。
2.個体の情報
(1)性別 オス
(2)年齢 亜成獣(今年春生まれ)
(3)保護時の体重 1,710g
投稿者:佐々木 投稿日:2006/10/05(Thu) 14:12 No.109
平成18年10月3日(火)、上県町中山(なかやま)においてツシマヤマネコが「とらばさみ」にかかったと地元の方から連絡があり、対馬野生生物保護センターに保護・収容しました。
この個体は、左前肢に「とらばさみ」に挟まれた傷があり、今後、同センターで治療を続け、傷の回復経過、感染症等の検査結果を踏まえ取り扱いを判断します。
1.保護された経緯
10月3日(火)午前5時頃、上県町中山において、地元の方がニワトリを守るために仕掛けていたとらばさみにツシマヤマネコが誤って掛かっているのを発見し、直ちにわなから外し保護しました。その後午前8時30分頃センターに連絡があり、職員が現場に赴き保護し、午前9時20分同センターに収容しました。
2.個体の情報
(1)性別:オス
(2)年齢:成獣(老齢)
(3)体重:3,660g
(4)全長:80.5cm(頭胴長 55.0cm)
(5)個体の状況:
左前肢にとらばさみに挟まれた輪状の傷が有る程度で比較的軽傷。前歯(切歯、犬歯)が全て無く、高齢個体と推察される。
3.今後の予定
センターで治療を続けます。なお、疾病の有無等を検査中であり、それらの結果を踏まえて今後の取り扱いを判断することとしています。
4.その他
ツシマヤマネコがとらばさみにより誤って捕獲されたのは、平成4年以降7件目(6頭目)になります。今回は、ツシマヤマネコが早期にとらばさみから外されたことから比較的軽傷で済みました。
5.とらばさみの使用自粛について
ノラネコ等の捕獲を対象としたとらばさみの使用は、今回のように誤ってツシマヤマネコなど他の動物が掛かる場合があります。また、掛かった場合は動物に与えるダメージが非常に大きいため、とらばさみの使用の自粛をお願いします。
なお、鶏小屋への被害対策については、わなではなく小屋の補強等による自衛手段を講じていただくようお願いします。
投稿者:佐々木 投稿日:2006/10/06(Fri) 18:40 No.111
この件につきまして、
10月6日17時41分に野生復帰させましたので、お知らせします。
投稿者:佐々木 投稿日:2006/10/03(Tue) 16:24 No.108
平成18年9月30日(土)、NPO法人どうぶつたちの病院から「上対馬町舟志(しゅうし)の市道において、交通事故にあったツシマヤマネコが搬送されてきた。」と連絡があり、対馬野生生物保護センターに保護・収容しました。
この個体は、外傷、骨折及び内臓の損傷等は見あたらず、命に別状はありません。今後、感染症等の検査結果を見た上で取り扱いを判断します。
1.保護された経緯
9月30日(土)午後8時40分頃、上対馬町舟志の市道において、地元の方が運転する自動車とツシマヤマネコが接触、倒れていた個体を運転者が「NPO法人どうぶつたちの病院」に搬送しました。同病院からセンターに連絡があり、午後10時00分保護・収容しました。
2.個体の情報
(1)性別:オス
(2)年齢:亜成獣(今年春生まれ)
(3)体重:1710g
(4)個体の状況:外傷、骨折及び内臓の損傷等は見られない。
3.今後の予定
現在、疾病の有無等を検査中であり、その結果を見て今後の取り扱いを判断します。
4.その他
平成4年以降38件目の交通事故で、うち32件が死亡した状態で発見されています。平成17年度は5件の交通事故があり、いずれも死亡した状態で発見されています。平成18年度は今回が最初の交通事故事例です。
今回は、接触した車を運転していた方の適切な処理により、命に別状はありませんでした。しかし、路上に放置された場合、傷の手当てが遅れたり、後続車にひかれ死亡するおそれもあります。
これから、仔ネコが親離れをする季節を迎え、例年交通事故に遭遇する危険性が増大します。運転をされる方は、スピードを落とし安全運転に心がけ、万が一事故に遭遇した場合は、速やかに対馬野生生物保護センターなどにご連絡下さるようお願いします。