対馬野生生物保護センター

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2006年7月25日:幼獣の保護について

2006年7月ヤマネコニュース

ツシマヤマネコの保護収容

投稿者:佐々木 投稿日:2006/07/26(Wed) 16:04 No.104

平成18年7月25日(火)、上対馬町河内(かわち)において、ツシマヤマネコの幼獣がうずくまっているという連絡が対馬野生生物保護センター(以下「センター」という。)にあり、センターに保護・収容しました。


1. 捕獲された経緯
 上対馬町河内においてツシマヤマネコの幼獣がうずくまっていると、平成18年7月25日(火)午前8時30分頃、地域住民からツシマヤマネコを守る会の山村会長を通じてセンターに連絡があり、午前10時55分にセンターに保護・収容しました。

2. 個体の情報
(1)性別:オス
(2)年齢:幼獣(今年春生まれ)
(3)体重:960g
(4)体長:58.5cm(頭胴長 41.9cm)
(5)個体の状況: やせ気味で、左目の異常(虹彩の変形)、後肢のケガ及び肩甲骨のヒビ割れが確認されました。また、内臓を損傷している可能性があります。
(6)FIV、FeLV検査:共に陰性
   (FIV:ネコ免疫不全ウイルス、FeLV:ネコ白血病ウイルス)

3.今後の予定
 センターで治療を続け、今後の回復状況を観察した上で、今後の取り扱いを検討します。なお、個体の公開等は控えさせていただきます。