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投稿者:大林 投稿日:2005/08/09(Tue) 18:50 No.87
8月6日(土)6時頃、対馬市上県町仁田ノ内(にたのうち)において、ツシマヤマネコの幼獣の死体が発見されました。個体の状況から考えて、6日早朝に交通事故にあったものと考えられます。ツシマヤマネコの交通事故死体の発見は今年2頭目です。またセンターでは平成4年から記録をとっておりますが、8月の交通事故は初めてです。
<詳細>
1.発見日時 平成17年8月6日(土)6時頃
2.発見場所 対馬市上県町仁田ノ内の国道382号線上
3.発見の経緯 道路脇で死んでいるツシマヤマネコを地域住民が発見し、ツシマヤマネコを守る会の山村会長に連絡した。その後山村会長から連絡を受け、センター職員が死体をセンターに収容した。
4.個体の情報
(1)性別 メス
(2)年齢 幼獣(今年生まれの個体と思われる)
(3)体重 980g
(4)全長 54.5cm(頭胴長38.0cm)
(5)死体の状態 死体発見当時死後硬直が始まっていなかったため、6日早朝に交通事故にあったものと推察される。左後肢に擦り傷。骨盤粉砕骨折。栄養状態は普通。
(6)死因 道路上に死体があったこと、また骨盤が骨折していたことから、交通事故により死亡したものと推察される。
5.その他 センターでは平成4年から交通事故記録をとっておりますが、通算34件目、そして30頭目の交通事故死です。8月の交通事故は初めてです。