対馬野生生物保護センター

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2004年4月:ツシマヤマネコの死体発見について(お知らせ)

2004年4月ヤマネコニュース

投稿者:村山 投稿日:2004/04/08(Thu) 15:00 No.46

5日21:00頃、対馬市上県町佐護椋梨(さごむくなし)において発見されたツシマヤマネコの死体を収容しましたのでお知らせします。死因は現時点で不明です。今年に入って、死体発見は1頭目です(今年度1頭目)。平成14年に対馬野生生物保護センターで保護し、野生復帰させた個体です。

1.発見日時 平成16年4月5日 夕方
2.発見場所 対馬市上県町佐護椋梨のワラ小屋の中
3.発見の経緯
椋梨住民が5日夕方、自宅敷地内のワラ小屋の中で死体を発見。5日夜、センターに連絡が入り、21:00頃、死体を対馬野生生物保護センターに収容した。

4.個体の情報
(1)性別 メス
(2)年齢 成獣(2歳)
(3)体重 2140g(痩せている、ただし、体の一部がすでに欠損していたため、体重は参考値)
(4)全長 75.5cm(頭胴長48.5cm)
(5)死体の状態 腐乱状態(死後数日経過)
(6)死因 不明
(7)その他 平成14年11月21日に交通事故のため対馬野生生物保護センターで保護し、マイクロチップを埋めた後で27日に野生復帰させた個体。保護した時点で亜成獣であったため、現在は2歳と推定される。

※ 死体は、死因等の解明のため、鹿児島大学農学部に送付した。