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投稿者:三谷 投稿日:2003/09/19(金曜)15:58No.277
今日はボランティアのSさんが、ヤマネコデータベース作成にいらっしゃいました。Sさんは、細かい注文や変更にも、嫌な顔もせずコツコツと、表計算ソフトエクセルでマクロを組んでくださって感謝です。データベースは保護されたり死体で発見されたヤマネコ個体の各種情報を一括管理するものです。各種情報には、保護された経緯や場所、体重など外部計測値、病気や健康診断の血液検査結果などが含まれます。これまでそれぞれの情報が、別々に管理されていたので、ひとつにまとめようとしています。
このデータベースが、直接一般の方に目に触れる機会はありませんが、こういった基本的なデータや集計した結果はいろいろな場面で必要になります。例えば、うちの近所で見つかったヤマネコの死亡原因は何だったの?病気だったの?やせていたのかしら?といったお問い合わせにもすぐに答えられます。また、これまで発見されたヤマネコの死因の半分以上は交通事故によるものということがわかり、改めて交通事故のヤマネコに対する影響の大きさが認識できました。これからツシマヤマネコの研究をされる方々や自由研究をする子供達にも、スムーズに情報を提供することができるでしょう。
データベースは情報の取り漏らしや散逸がなく、操作しやすいものを目指して作成しています。Sさんのおかげでもうすぐ完成です。