対馬野生生物保護センター

ホーム >> 報告書・資料・パンフレット >> 過去のセンター活動 >> センターの活動報告(2003年) >> 2003年1月の活動

2003年1月:センターの活動日誌・ヤマネコ情報

2003年1月の活動

だいぶたくましくなりました

ツシマヤマネコFn-20

 投稿者:村山 投稿日:2003/01/22(水曜)14:38No.104

昨年12月にケガをして保護されてきたツシマヤマネコ(Fn-20)は、足の怪我も良くなり、体重も増えてきました。

ケガをした事が、このヤマネコの生活にどの程度影響しているのかを見極めることになりました。そのために、今日から広いケージへ移動させたのですが、写真はその時に撮影したものです。動きも早く、体力の回復を感じました。暫くは足の様子の観察や訓練をする日々が続くことでしょう。

動物たちに配慮した道つくり

ツシマヤマネコが事故にあった道路

 投稿者:三谷 投稿日:2003/01/31(金曜)20:18No.109

 昨日は、ヤマネコ発見(保護)があった賀谷(美津島町)と昨年12月に交通事故があった上県町鹿見へ行ってきました。
 賀谷は、なだらかな山と入り江の美しいところです。美津島町内でのヤマネコ発見は1981年(女護島)以来です。これまでヤマネコ情報がなかったので、「美津島町にはヤマネコはいないのかもしれない」と思っていました。賀谷集落を巡りながら、「ここにヤマネコはいたんだなぁ、もっと南にもヤマネコはいるのかもしれない、いて欲しい」、さらには、「ヤマネコが安心して住める対馬になって欲しい」と思いました。
 交通事故発生地点は、片側は護岸された川沿いで、河に下りる降り口(歩道。写真)がありました。反対側は、その前後にあったのり面とネット(写真左奥)が切れたところで、カーブで車からの見通しが悪いところでした。なるほど、動物が沢の反対側(山の斜面)へ渡れるところは事故地点周辺しかなく、車からの見通しが悪い所でした。こういった写真を集めて、ヤマネコや動物達に配慮した対馬の道つくりに役立てられればと思います。
 ヤマネコ(負傷・死亡)を見つけた方は、センター(0920-84-5577)にご連絡ください。よろしくお願い致します。目撃情報もお寄せください。