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報道発表資料

九州地方環境事務所報道発表資料>2006年度

【通知】特定外来生物「上海ガニ」持ち込み禁止について

2006.11.21 九州地方環境事務所

生きている上海ガニ(チュウゴクモクズガニ)は、外来生物法により許可無く国内に持ち込むことが禁止されていますが、一般旅行者により、お土産として海外から持ち込まれている事例が多発していることから、九州地方環境事務所は、ポスター、チラシを作成し、税関及び航空会社等の協力を得て持ち込み禁止を呼びかけることにしました。

生きている上海ガニは外来生物法により平成18年2月1日以降、許可無く国内に持ち込むことが禁止されています。しかし、中国からの航空便を中心に、一般旅行者がお土産として生きた上海ガニを国内に持ち込もうとし、通関できずに任意放棄された事例が、平成18年11月20日までに、19件357匹に上っています。

冬の上海ガニの旬を迎え、一般旅行者による国内への持ち込みが、増大する懸念があることから、旅行者に対し、「上海ガニは、外来生物法に基づき持ち込みが禁止されている」ことを広く理解してもらうため、税関並びに国際便が就航している各空港等の協力を得てポスター及びチラシにより呼びかけることとしました。

参考

(1) 「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」(外来生物法)
特定の外来生物による生態系、人の生命・身体、農林水産業への被害を防止することを目的として、平成17年6月1日に施行。
特定外来生物に指定されると、飼育・栽培・保管・運搬・販売・輸入などが原則禁止される。
現在、オオハンゴンソウなど植物12種類、アライグマ、カミツキガメなど動物71種類の83種類が特定外来生物に指定されている。
(2) 上海ガニ(チュウゴクモクズガニ)
上海ガニは「モクズガニ属」に属し、日本に定着した場合、在来のモクズガニとの交雑が容易に可能であり、遺伝的攪乱が懸念されるとの報告もあるなどにより、平成18年2月1日、特定外来生物として追加指定された。
飲食店における上海ガニは、事業者が外来生物法に基づく許可を受けて輸入している。
(3) ポスター等掲示依頼空港
福岡空港、新北九州空港、長崎空港、鹿児島空港

添付資料

チラシ日本語版 表面[PDF108KB]
チラシ日本語版 裏面[PDF206KB]
チラシ中国語版[PDF106KB]

連絡先

九州地方環境事務所 野生生物課
課長:遠山 勝
移入生物専門官:前田 忍
TEL 096-214-0339