西表石垣国立公園石垣・石西礁湖地域管理運営計画の改定について

１．概要

　環境省では、地域の実情に即した国立公園の保全管理を推進するため、国立公園又は国立公園内の地域ごとに国立公園管理運営計画（以下、「管理運営計画」という。）を作成しています。

　管理運営計画は、国立公園の目指すべき姿や将来目標、国立公園の保護と利用の推進すべき方向性について、関係者が共通認識を持ち、国立公園の管理運営を協働により進めていくことで、国立公園の適正な保護及び利用の推進を図ることを目的としています。

　西表石垣国立公園では、平成２２年に石垣地域管理計画が策定されていましたが、その後、公園計画の変更や、石垣地域の管理計画における許可、届出等取扱方針が整合を図っている『石垣市風景計画』の景観形成基準が平成３０年に変更されたこと等の状況の変化を受けて、見直しの必要が生じました。

　そこで、平成３０年度に地域関係者、関係行政機関、有識者からなる西表石垣国立公園石垣・石西礁湖地域管理運営計画検討会を立ち上げ、改定案の検討をすすめ、パブリックコメント等を経て改定しました。
 

２．施行日

　令和５年１２月２２日（金）
 

３．計画名

　西表石垣国立公園石垣・石西礁湖地域管理運営計画
 

４．改定のポイント

　１）公園事業取扱方針
　・星空景観の保全、ウミガメ類の繁殖への影響を低減するため、利用拠点等における光害防止の措置を講じる審査基準を設定しました。

　２）許可、届出等取扱方針
　・亜熱帯特有の植生、気候、風土に根ざした文化的景観を保全する観点から建築物に関する審査基準を具体化しました。

　・亜熱帯照葉樹林に生息する豊かな昆虫類を捕獲するために設置されるトラップが風致を損ねる懸念があることから、独自基準を設定しました。
 

５．別添

　西表石垣国立公園石垣・石西礁湖地域管理運営計画書