報道発表資料
2023年10月18日
- 報道発表
「奄美大島における生態系保全のためのノネコ管理計画」ロードマップの進捗評価について
環境省・鹿児島県・奄美大島5市町村は、共同で奄美大島の生態系保全を目的とした「奄美大島における生態系保全のためのノネコ管理計画」を2018年に、その後計画に係わるロードマップを策定いたしました。このロードマップにおいては、2022年度に進捗状況についての評価と必要に応じた見直しを行うこととしておりました。
つきましては、別添のとおり、環境省・鹿児島県・奄美大島５市町村が共同で全体の進捗評価とそれに基づくロードマップの改訂を行いましたので、お知らせします。
つきましては、別添のとおり、環境省・鹿児島県・奄美大島５市町村が共同で全体の進捗評価とそれに基づくロードマップの改訂を行いましたので、お知らせします。
１． ロードマップの進捗状況について
2022年度奄美大島ノネコ対策ワーキンググループにおいて、本管理計画の進捗状況を評価しました（別紙１）。
・「希少種生息域（森林内）からのノネコの捕獲排除」については、南西部でのノネコの低密度化や在来種の回復について概ね達成できていると評価。引き続き、捕獲作業の全島展開に向け捕獲体制の拡充に努めるとともに南西部においては現状を維持できるよう捕獲作業を継続する。
・譲渡については多くの人・団体の協力を得て推進できている。
・「ノネコの発生源対策」については、重点地区A 1において数値目標を達成。市街地地区においても、順次ノラネコの不妊化や適正飼養を推進しているが、市街地地区の評価指標の設定の検討を今後行う。引き続き、適正飼養の普及啓発を行っていく。
・「ノネコ管理計画全体の評価と見直し」については、奄美大島のノネコ・ノラネコの低密度化に向けて関係機関と連携して概ねロードマップに沿って進められていると評価。
1集落地区を重点地区A～Cに分類している。重点地区A は希少種の保全上重要な地域に隣接した地区。
1集落地区を重点地区A～Cに分類している。重点地区A は希少種の保全上重要な地域に隣接した地区。
２． 評価結果の進捗を踏まえた計画の見直しについて
森林域におけるノネコの捕獲排除の全島展開が遅れていることから、ロードマップと取組詳細の一部修正を行った（別紙２、３）。
添付資料
お問い合わせ先
| 環境省奄美群島国立公園管理事務所 所長 阿部 愼太郎 |
鹿児島県 環境林務部 自然保護課 課長 中山 直樹 |
奄美大島ねこ対策協議会 会長 信島 賢誌 |
| お問い合わせ： 奄美群島国立公園管理事務所 （奄美野生生物保護センター） 離島希少種保全専門官 釣谷 洋輔 電話：0997-55-8620 FAX ：0997-55-8621 |
お問い合わせ：
鹿児島県自然保護課野生生物係 技術主幹兼係長 山下 義智
電話：099-286-2616
FAX ：099-286-5546
|
お問い合わせ： 奄美大島ねこ対策協議会事務局 （奄美市役所世界自然遺産課内） 事務局長 中村 幸浩 電話：0997-52-1111（内線5373） FAX ：0997-57-1070 |