報道発表資料
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(お知らせ)米原海岸利用ルールの試験運用の開始について
『サンゴ礁生態系保全行動計画2016-2020』に掲げられている重点課題の一つ、「サンゴ礁生態系における持続可能なツーリズムの推進」におけるモデル事業に選定されている「米原海岸の利用ルールづくり」において地元団体を含めた協議会を中心に検討してきた利用ルールについて、7月13日(土)から現地での試験運用を開始しますので、お知らせします。
1.利用ルールの経緯及び目的
石垣島の米原海岸は、良好なサンゴ礁生態系が広がっていることから平成19年に西表石垣国立公園に指定されましたが、アクセスの良さやスノーケル等による自然観察を手軽に楽しめる場所として利用が促進されたことにより、自然環境への影響が懸念されたことから、平成22年度に石垣市が中心になって利用ルールが策定されました。しかし、そのルールの運用体制が整理されなかったこともあり、ルールの周知徹底が十分行き届いていない状況でした。
その後、平成28年に『サンゴ礁生態系保全行動計画2016-2020』が策定された際に、サンゴ礁生態系における持続可能なツーリズムの推進という重点課題のモデル事業に米原海岸の利用ルールづくりが選定されました。米原海岸の自然環境の保全及び適正な利用を推進するために、利用ルールの内容及び地域主体の運用体制の構築の検討を開始しました。
2.利用ルールの概要
平成28年度に『サンゴ礁生態系保全行動計画2016-2020』のモデル事業として始まった米原海岸の利用ルールづくりは、平成29年度に関係行政機関、米原の地元団体、エコツアー事業者等をメンバーとした米原海岸の利用ルール検討準備協議会を組織して検討を進めました。平成30年度には準備協議会の中に設置した3つの部会において具体的な内容を検討し、自然環境への配慮、地域社会への配慮、安全への配慮という3つの分野で合計16項目のルールを整理しました。それを元にチラシ・ポスター(別添1)を作成し、7月13日(土)から米原海岸周辺の施設におけるポスターの掲示やチラシの説明等による周知を開始することになりました。
(参考)米原海岸の利用ルール検討準備協議会
構成員:環境省、石垣市環境課・観光文化課・施設管理課・消防本部
石垣海上保安部、沖縄県八重山土木事務所
米原公民館、一般社団法人石垣島米原海岸自然保護協会
石垣島アウトフィッターユニオン、WWFジャパン
3.試験運用開始にあたっての周知活動
①日時:令和元年7月13日(土) 10時~
令和元年7月14日(日) 13時~
②場所:米原海岸(米原キャンプ場前の海岸)
③内容:環境省職員、石垣市職員、西表石垣国立公園パークボランティア等が米原海岸を訪れてい
る利用者に対して、米原海岸の利用ルールへの協力の呼びかけを行う
※活動時の取材は可能ですので、上記日時に米原公民館にお越しください。
事前連絡は不要です。
※活動時のデジタル写真等の配布を希望する社は、デジタルファイルの受信希望アドレスから「米原海岸利用
ルール周知活動写真提供希望」とタイトルに明記し、以下のアドレスにメールを送信ください。
KAZUYA_FUJITA@env.go.jp及び SHUN_YAMADA@env.go.jp
なお、写真使用時には「環境省石垣自然保護官事務所 提供」と明記ください。
4.今後の予定
この夏からの利用ルールの試験運用の実施状況を踏まえて、必要に応じて利用ルールの内容を修正していくとともに、来年度にモデル事業の最終年を迎えることから、地域主体の利用ルールの運用体制の構築に向けた検討を進めていきます。
添付資料
- ■ 問い合わせ先
- 環境省沖縄奄美自然環境事務所
所長 東岡 礼治
石垣自然保護官事務所
上席自然保護官 藤田和也
電話:0980-82-4768
FAX:0980-82-0279