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沖縄奄美自然環境事務所

報道発表資料

2014年10月17日
  • その他

報道発表:ヤンバルクイナの交通事故多発に伴う注意喚起について(お願い)

環境省 那覇自然環境事務所
所長 植田 明浩 
担当:やんばる自然保護官事務所
自然保護官 山本以智人
電話:0980-50-1025
(やんばる野生生物保護センター)

本年のヤンバルクイナの交通事故確認件数が42件に達し、過去2番目に多い件数となりました。今年はこれまで事故の発生が少なかった国頭村の北部や南東部で事故が増加し、また、はじめて東村での交通事故が2件発生しています。さらに、例年では事故件数が少なくなる9月以降も断続的に交通事故が発生しています。こうした状況を踏まえ、ヤンバルクイナの交通事故を防ぐための注意喚起と普及啓発をお願いいたします。

1 今年のヤンバルクイナ交通事故確認件数(10月17日現在)

42件(うち重点区間1件)の交通事故が発生し、その内、死亡38羽、放鳥2羽、治療中2羽となっています。
今年の事故発生の特徴として、これまで事故の発生が少なかった国頭村の北部や南東部での事故が増加。また、統計開始以来はじめて、東村での交通事故が発生(2件)。さらに、例年事故が減る9月以降も断続的に事故が確認されており、引き続き厳重な注意が必要。

2 ヤンバルクイナ交通事故防止のためのお願い

やんばる地域での車両の走行時には、交通ルールを遵守のうえ十分周囲に注意し、急な飛び出しがあっても安全に事故を避けることができる程度にスピードを落として運転していただきますようお願いします。特に早朝、夕方のヤンバルクイナの行動が活発になる時間帯は十分に注意して走行をお願いします。交通事故に遭ってしまったヤンバルクイナ等を見かけた場合は、下記までご連絡をお願いします。

やんばる野生生物保護センター

電話  0980-50-1025
携帯電話  090-6862-9170

NPO法人どうぶつたちの病院沖縄

電話  090-6857-8917(クイナダイヤル)

【参考】

今年のケナガネズミ交通事故確認件数(10月17日現在)8件(うち重点区間3件)の事故
が発生し、8頭全てが死亡。
ケナガネズミは夜行性で、12月から3月にかけて繁殖期を迎え活動が活発になるため、夜間の走行時、道路への飛び出しに注意が必要。


※事故発生日時、地点等の詳細情報はこちら


 
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