報道発表資料
【お知らせ】石西礁湖自然再生事業(サンゴ群集修復事業)における移植サンゴの産卵確認について
2010.06.16 那覇自然環境事務所
環境省が石垣島と西表島の間でサンゴ群集の修復を目的として有性生殖法により実施してきたサンゴ群集修復事業において、移植したサンゴの産卵が確認されました。この事業で移植したサンゴの産卵は事業が開始されて以降、初めての確認になりますので、お知らせいたします。
今回産卵を確認したサンゴは、平成16年5月に産まれた卵から成長し、平成18年2月に黒島沖の海底に移植した、生後約6年が経過したハナガサミドリイシ(直径約15cm)です。海底に設置した自動撮影カメラにより平成22年5月7日午後10時30分頃、バンドル(卵と精子が詰まったカプセルのようなもの)を放出する様子の撮影に成功しました。
【移植したサンゴの産卵】平成22年5月7日午後10時30分

※海底に設置した自動撮影カメラにより30分おきに撮影したもの。
画像中のピンクのものがバンドル(卵と精子が詰まったカプセルのようなもの)です。
添付資料
参考 [PDF 1,855KB]