報道発表資料
【お知らせ】カンムリワシの野生復帰モニタリング調査の実施について
2008.12.26 那覇自然環境事務所
平成20年12月13日に石垣市字名蔵で保護収容されたカンムリワシについて、十分に体力が回復したと判断されることから、12月27日に石垣島内で放鳥します。この際、野生復帰が適正に推移しているか調査するため、発信機と左脚に個体識別のため青色のカラーリングを装着する予定です。
1.放鳥日時
平成20年12月27日(土)午前7時30分
2.救護の経緯
本年12月13日午前11時50分、県道79号線石垣市字名蔵(県道79号線と県道208号線の交差点から崎枝方面に800m地点)の県道と農道が交差する三叉路の農道入口付近にうずくまっていたところを救助され、たまよせ動物病院(沖縄県野生動物救護獣医師)に搬送されました。
当動物病院で獣医学的治療を行い、リハビリへと移行できると判断されたことから、石垣やいま村(沖縄県傷病野生鳥獣保護飼養ボランティア)のケージでリハビリを実施しました。
その後、野外復帰が可能と判断されるまで順調に体力を取り戻したことから、発信機を装着し、放鳥することとしました。
3.放鳥場所
石垣市字名蔵 救助地点
(石垣やいま村先の海岸沿いの交差点(県道79号と県道208号交差)から崎枝方面に800m先農道入口)
4.備考
冬場はカンムリワシの餌となるヘビやカエルなどが少なくなるため、衰弱する個体が増えています。餌を求めて道路上に出る機会も多くなりますので、自動車走行時は法定速度を順守し、道路上の野生動物の動きには十分に注意してください。
5.その他
当該カンムリワシは、沖縄県の傷病野生鳥獣救護事業に基づき治療していたものです。
放鳥予定個体
連絡先
- 環境省 那覇自然環境事務所
- 所長 奥田 直久
担当:石垣自然保護官事務所
自然保護官 竹永泰雄
電話:0980-82-4768
FAX:0980-82-0279