報道発表資料
【お知らせ】ヤンバルクイナの交通事故について
2008.12.01 那覇自然環境事務所
11月27日(木)、国頭村内の国道58号線沿いで、交通事故に遭ったと考えられるヤンバルクイナが傷病個体として保護されました。
今年に入ってから18羽目の交通事故個体となります。(うち15羽が死亡)
やんばるを走行するドライバーにおかれましては、法定速度を守り、道路周辺にも目を配る余裕のある運転をお願いします。
●ヤンバルクイナの死亡個体発見時の状況は、下記の通りです。
※ 画像を希望される場合は、やんばる野生生物保護センターまでご連絡下さい。
1.発見日時
平成20年11月27日(木) 午前9時頃
2.発見場所
国道58号線沿い(辺野喜川南側の墓地付近)
3.発見時の状況とその後の処置
国道58号線沿い(辺野喜川南側の墓地付近)でカラスに襲われているヤンバルクイナが発見され、やんばる野生生物保護センターに救護された。
NPO法人どうぶつたちの病院(うるま市)で検査した結果、左足に内出血がみられ、打撲を示す血液検査結果が得られたことから、交通事故に遭った可能性が高いと考えられた。
● ヤンバルクイナの交通事故の発生状況(添付資料参照)
過去の記録では、春・夏の繁殖期に比べると冬季は交通事故件数は減っていく傾向が見られますが、昨年やんばる野生生物保護センターで行なったヤンバルクイナの道路出現状況調査においては、冬季にもたびたびヤンバルクイナが路上に出現することが確認されています。また、ヤンバルクイナに限らず、さまざまな生きものがやんばるの道路を横断しています。
やんばるを走行するドライバーにおかれましては、法定速度を守り、特に早朝の運転では道路周辺にも目を配る余裕のある運転をお願いします。
連絡先
- 環境省 那覇自然環境事務所
所長 奥田 直久 -
- 担当:
- やんばる自然保護官事務所
(やんばる野生生物保護センター)
自然保護官 福地 壮太 - 電話:
- 0980−50−1025