那覇自然環境事務所

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報道発表資料

那覇自然環境事務所報道発表資料>2008年度

【お知らせ】平成20年度 新城島(上地島)におけるインドクジャクの捕獲作業の実施について

2008.11.21 那覇自然環境事務所

 環境省那覇自然環境事務所では、八重山諸島で生態系への影響が懸念されているインドクジャクについて、平成18年度より新城島(上地島)において捕獲作業を実施し、平成19年度までに合計103羽を捕獲しました。
 平成20年度も引き続き、地元住民の皆様のご協力の下、新城島(上地島)において下記の日程で捕獲作業を実施することとしましたのでお知らせします。

 インドクジャクはインド、スリランカ等を原産とする大型鳥類で、植物の果実、種子、葉、根茎や、小型のほ乳類、両生は虫類、昆虫など多様な動植物を大量に採餌するため、生態系への影響が懸念されており、要注意外来生物に選定されています。新城島(上地島)でも、小動物の減少や農作物の被害が報告されています。
 このため、環境省では平成15年度より新城島(上地島)等において生息状況調査や捕獲方法の検討等を行い、18年度からは、新城島(上地島)からの完全排除を目的として捕獲事業に着手しました。本事業においては、八重山猟友会や新城公民館等にご協力をいただいています。
 20年度の事業予定は以下のとおりです。

1.作業目標:

新城島(上地島)に生息するインドクジャクの完全排除

2.捕獲作業日時:

第1回:
平成20年11月23日(日)〜11月24日(月)
第2回:
平成20年11月29日(土)〜11月30日(日)
第3回:
平成20年12月中

3.作業従事者:

環境省職員1名、八重山猟友会会員(西表)6名、安全管理員2名

4.捕獲方法:

銃器(スチール弾使用)

5.その他

 捕獲作業にかかる取材対応につきましては、安全管理上支障が生じる可能性がありますので、同行取材はお断りしています。あらかじめご了承下さい。

6.備考(過去の捕獲実績)

平成18年度:48羽(雄14羽、雌13羽、幼鳥10羽、不明11羽)
平成19年度:55羽(雄15羽、雌29羽、幼鳥10羽、不明1羽)
推定残存個体数10羽程度(平成19年度末時点)

連絡先

環境省 那覇自然環境事務所
所長 奥田 直久
担当:
石垣自然保護官事務所
自然保護官 竹永 泰雄
電話:
0980-82-4768
FAX:
0980-82-0279