報道発表資料
【お知らせ】「2008年イリオモテヤマネコ冬の交通事故防止キャンペーン」実施について
2008.11.14 那覇自然環境事務所
イリオモテヤマネコの生息を脅かす大きな要因の一つとして、交通事故があげられます。冬季はオスネコの発情時期にあたり、その活動が活発になります。また、仔ネコが独立する時期でもあり、ヤマネコの交通事故が発生しやすい傾向があります。
このため、以下の内容で地域住民や観光客への啓発を行い注意喚起を促すことを目的としたキャンペーンを実施していますので、ドライバーの皆様にはご協力をお願いいたします。
2008年イリオモテヤマネコ冬の交通事故防止キャンペーン 実施内容の概要
【期間】
平成20年11月1日から平成21年2月28日まで
【実施機関】
- 主催:
- 環境省那覇自然環境事務所
- 共催:
- 沖縄森林管理署、西表森林環境保全ふれあいセンター、沖縄県、竹富町、竹富町教育委員会、
八重山警察署、西表石垣国立公園パークボランティア連絡会
【内容】
- 島内各所にポスターの掲示
- 島内各戸、レンタカー事業者、及び小中学校にチラシを配布
- 西表野生生物保護センターにおいて、クイズによるヤマネコ検定を実施
全問正解者には認定書を発行 「目指せヤマネコ博士!」 - 島内各所におけるチラシの配布、着ぐるみによるPR
- アンダーパスの清掃
- 竹富町防災無線による広報
記録が残っている1978年以降の累計で、イリオモテヤマネコの交通事故死は45件起きています。交通事故はイリオモテヤマネコの生息を脅かす大きな要因となっています。
冬季は、オスネコの発情期で活動が活発になるため、道路に出てくることも多くなります。また、仔ネコの親離れの時期にあたり、警戒心の薄い仔ネコが道路に出てくることが多くなります。そのため、冬期はイリオモテヤマネコの交通事故が発生しやすい傾向があります。西表島で自動車を運転される方は、特に夜間、スピードは控えめにして、道路上の野生動物にも十分に注意していただきたいと思います。
また、イリオモテヤマネコを目撃した・衝突してしまった・死体を発見した、などの場合は、24時間いつでも構いませんので、西表野生生物保護センター(0980-85-5581)に連絡をいただきたいと思います。
* 広報用ポスター、認定書のデジタルデータ(PDFファイル)の配布を希望される場合は、ファイルの受信希望アドレスから、以下のアドレスにメールを送信してください。
HIROFUMI_KARIBE@env.go.jp
なお、ファイルを利用される際には、「環境省西表野生生物保護センター 提供」と入れて下さい。
参考資料
認定証[PDF 129KB]
広報用ポスター[PDF 323KB]
連絡先
- 環境省 那覇自然環境事務所
所長 奥田 直久 -
- 担当:
- 西表自然保護官事務所
自然保護官 刈部 博文 - 電話:
- 0980−85−5581
(西表野生生物保護センター)