報道発表資料
【通知】ヤンバルクイナの交通事故について(お知らせ)
2008.07.29 那覇自然環境事務所
7月28日(月)、国頭村の県道70号線で、交通事故に遭ったものと考えられるヤンバルクイナ(幼鳥)の死亡個体が発見されました。
今年に入ってから10羽目の交通事故個体になります。(うち9羽が死亡)
今年生まれの幼鳥や若鳥が、親鳥から離れて路上に頻繁に現れる時期です。車などに警戒心が薄いため、逃げ遅れ、交通事故に遭いやすいものと考えられます。早朝(日の出前)の薄暗い時間に起きたと考えられる事故も増えています。ドライバーは、視界が悪い早朝や夕方、雨の日などの走行には十分ご注意下さい。
また、ヤンバルクイナが頻繁に路上に現れる場所や、事故が発生した地点にピンポイントで注意を促す看板を設置しています。看板が設置されている箇所での走行には特にご注意願います。
ヤンバルクイナの発見時の状況は、下記の通りです。
※画像を希望される場合は、やんばる野生生物保護センターまでご連絡下さい。
1.発見日時
平成20年7月28日(月)5時15分
2.発見場所
県道70号線 奥起点から10.28q 南向け車線(国頭村楚洲)
3.発見時の状況とその後の処置
県道70号線路上で、ヤンバルクイナ(幼鳥)の死体を発見したとの連絡を受けたやんばる野生生物保護センター職員が死体を回収した。死体は検査のためNPO法人どうぶつたちの病院に搬送した。死体は新鮮で、検査の結果、頭部の骨折も確認されたことから、交通事故に遭い死亡したものと考えられた。
別添資料
平成20年の交通事故確認地点(死体の発見場所)[PDF 390KB]