那覇自然環境事務所

ここからメニュー ジャンプして本文へ

ここから本文 ジャンプしてメニューへ

報道発表資料

那覇自然環境事務所報道発表資料>2008年度

【開催予定】第2回奄美地域の自然資源の保全・活用に関する検討会の開催について(お知らせ)

2008.07.18 那覇自然環境事務所

 琉球諸島の世界自然遺産登録を目指した取組の一環として、第2回奄美地域の自然資源の保全・活用に関する検討会を開催します。検討会では、奄美地域の国立公園指定や世界自然遺産登録も視野に入れ、鹿児島県等が進めてきた各種検討成果も踏まえ、自然資源を保全・活用していく上での基本的な考え方について議論する予定です。

1.検討会の目的

 鹿児島県奄美群島は、奄美大島や徳之島の内陸部に亜熱帯照葉樹林がまとまって広がり、沿岸部ではサンゴ礁やマングローブ等が特色のある景観を形成している。また、アマミノクロウサギやオオトラツグミ等の当該地域に固有で絶滅のおそれのある種が生息している。これらのことから、世界自然遺産の候補地として選定されている他、国立公園の指定も視野に入れた詳細な評価を行う必要がある地域とされている。
 本検討会では、奄美地域の自然資源を保全・活用していく上での基本的な考え方(以下、「基本的な考え方」という)をとりまとめる。
 基本的な考え方については、奄美地域において保全・活用すべき自然資源は何か、それらをどのように保全・活用していくべきかについて、法制度の適用等も含めてとりまとめる予定。

2.開催日時

 平成20年7月26日(土)  14:00〜17:00
※ なお、検討会に先立ち、赤木名集落の現地調査を予定しておりますので、ご参加を希望される場合は、奄美市笠利支所に12:40にご参集ください。徒歩にて集落を回ります。

3.開催場所

コーラルパームス「サンタマリア」
(鹿児島県奄美市笠利町宇宿2520  TEL0997-63-8111)

4.議題

(1)「地域文化と自然資源の関わり方」の検討経過について
(2)「森林施業と生物多様性保全の関係」の検討経過について
(3)自然資源の保全・活用に関する基本的な考え方(骨子案)について

5.検討委員

遠藤 日雄
鹿児島大学農学部教授(森林管理)
小野寺 浩
鹿児島大学特任教授(保全計画)
木部 暢子
鹿児島大学法文学部教授(文化)
清水 愼一
株式会社JTB常務取締役(観光)
田川 日出夫
鹿児島大学名誉教授(森林生態)
田淵 英樹
岩崎産業株式会社 資産管理部長(林業)
中山 清美
奄美市歴史民俗資料館長(地域の歴史と考古学)
服部 正策
東京大学付属医科学研究所奄美病害動物研究施設准教授(動物)
元山 義和
鹿児島県大島支庁長(離島行政)

(五十音順)

6.今後の予定

 今年秋頃までに基本的な考え方をとりまとめる。その後は、基本的な考え方に基づいて、国立公園指定等による世界自然遺産推薦に向けた取り組みを進める予定。

7.取材について

 検討会は公開で行います。取材・撮影等については、会議進行の妨げとならないよう配慮願います。


連絡先

環境省那覇自然環境事務所
所長 奥田 直久
担当 安田、山本
TEL 098-858-5824
奄美自然保護官事務所 自然保護官 田中
TEL 0997-55-8620