【施設概要】
敷地面積5,733平方m
展示棟:延床面積606平方m(展示室、多目的ホール、 ライブラリー)
研究棟:1F(研究室等)152平方m・2F(休憩室)113平方m
【建設年度】
平成8〜10年度、平成11年4月オープン
■地域の特性
沖縄本島北部地域は山原(やんばる)と呼ばれ、山や森が多いという意味です。本当最高峰の海抜503米の与那覇岳を中心に山々が連なり、イタジイ、オキナワウラジロガシなどの亜熱帯照葉樹林が広がり、数多くの固有性の高い野生生物が生息しています。
■施設
1.展示
展示のテーマは次の3つの関連性(つながり)です。
(1)環境と環境どうしのつながり
(2)多様な生き物どうしのつながり
(3)やんばるの人々と自然とのかかわり
展示「水系をたどる旅」では、イノー(サンゴ礁)からやんばるの森まで、森の恵みが水の流れを通じて、サンゴ礁の豊かさを支えていることを学べます。入館者の目撃情報で作る「生き物掲示板」では野生生物の観察情報を提供します。その主な観察データは「パソコン生き物図鑑」で検索閲覧できます。ライブラリーでは、親しみやすい環境学習や自然の絵本、図鑑類など約1000冊をそろえています。
■活動の概要
1.調査・研究
ノグチゲラの的確な保護対策を行うため、生息状況や生態系等について調査を実施し平成11年から個体識別用の足輪をつけて追跡調査を行っています。また、森林環境の生態の総合的研究を調査区を設け実施しています。
2.普及啓発活動
センターでは、随時、個人やグループ、団体の館内案内を実施しています。やんばるを代表する美しい渓流奥間川に隣接するセンター周辺で、ミニ自然観察会(花、鳥、虫、川)を実施したり、定期的に観察会と講演会を年3〜4回実施したりしています。やんばるの自然を疑似体験できるという特徴のある展示内容を生かし「環境との共生」「人間と自然との関わり」について、総合学習や生涯学習の格好の教材として活用されています。
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