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▽気候
沖縄島がある琉球列島の中南部の属する亜熱帯海洋性気候の地域では、夏は蒸し暑く晴れた日が多く、冬は時折小雨を交えた曇りがちの日が多いのが特徴です。夏は南東から南の季節風が吹き、6月から7月が最盛期となります。冬の季節風は北西から北へ吹き、12月後半から2月にかけてが最盛期となります。特に冬の季節風は強く、最大風速が10mを越える日が数日続く日が多くあります。
周囲を海に囲まれているため、気温の変化が小さく湿度が高いのも特徴で、沖縄島の年平均の降水量は2,000mm以上あり、日本の中では多い方に入ります。 年平均気温は東京の15.6度や鹿児島市の17.6度に対し、トカラ列島中之島が20.4度、奄美大島の名瀬が21.3度、沖縄島の那覇で22.4度と南下するにつれ連れ高くなります。東京や鹿児島では8月に平均気温が最も高くなりますが、琉球列島の各地では一月早い7月に最も高くなります。 平均気温の年格差が小さいのも特徴で、東京の22.0度に対し、名瀬で14.2度、那覇では12.3度となります。 沖縄島は南北で地形が大きく異なるため、島内で気候の特徴に違いがあります。やんばる地域では、那覇などの沖縄島南部に比べて降水量が多く、気温が低いのが特徴です。また、森林地帯では更に降水量が多く、沖縄島最高峰の与那覇岳では3,000mm以上あります。 また、局地風が多いのも特徴で、夏は南、冬は北または北東の季節風が卓越し、冬の体感温度は気温に比べいっそう寒く感じます。 |
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