那覇自然環境事務所>自然環境の保全整備>ようこそやんばるへ>地形・地質
▽地形・地質沖縄島は南北110Km、東西10Kmの細長い島です。島の中南部は石灰岩段丘と小さな起伏丘陵で代表される地形になっていて、 最も高い段丘でも200m以下の低く平らな地域であるのに対し、やんばる地域を含む北部周辺は、西銘岳(420.1m)、与那覇岳 (503.0m)、伊湯岳(446.2m)など、標高400m以上の山地が北東から南西方向に沿って島の中央部に発達した脊梁山地となって います。 |
![]() |
|
沖縄島の表層地質は、中南部は新生界第三系の島尻層群のシルト質泥岩を基盤にして琉球石灰岩が分布しています。北部地域 は中生界白亜系の名護層と新生界第三系の嘉陽層が主体となっています。 やんばる地域の地質を詳しく見ると、脊梁山地を主に構成するのは白亜系から第三系の千枚岩と砂岩で、高温多湿の気候環境 のため深くまで風化しています。与那覇岳一帯は第三系砂岩、西銘岳一体は白亜系千枚岩からなっています。 |
(出典:池原貞雄監修.1993.郷土の自然.沖縄県立博物館友の会,那覇.) |