ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。

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2021年9月28日

2件の記事があります。

2021年09月28日第5回「山の日」記念全国大会

阿蘇くじゅう国立公園 神代拓馬

こんにちは。

9月下旬になり、くじゅうでも朝は毛布がないと寝られない日が多くなってきました。

今回は、先月の811日に大分県で行われた第5回「山の日」記念全国大会(主催者:大分県)の話をしたいと思います。

「山の日」記念全国大会とは、「山の日」の浸透を図り、山に関する歴史・文化の継承、環境保全、観光振興などの「山の未来」のあり方を考える機会とすることを目的としています。

当日は万全の感染対策を講じた上で、九重町で記念式典が行われ、長者原では歓迎フェスティバルが開催されました。

歓迎フェスティバルでは、各団体がブースを出展し、土砂降りの雨にもかかわらず、約1500人が来場しました。

環境省ブースでは、九州地区アクティブレンジャーによる国立公園の紹介パネル展示や携帯トイレブース、ジェットシューター体験、阿蘇シールの会の野菜販売、パークボランティアによる野焼きの火消し棒作りなど様々な出し物を行い、約500人がブースに来られました。

コロナや台風の影響があった中でしたが、コロナ感染もなく無事に開催でき、関係者・来場者の皆さん、ありがとうございました。

                 環境省ブース

    九州地区アクティブレンジャーによる国立公園紹介のパネル展示

 

    ジェットシューター体験           シールの会 野菜販売

 

      火消し棒作り           携帯トイレブース

環境省ブースは人気が高かった様で、特にジェットシューター体験は順番待ちの列ができるほど好評でした。阿蘇事務所や熊本事務所と話し合って良い出し物ができたと思います。

来場者に話を聞くと、登山をメインで来たかった方が多くいました。今回は悪天候で、山に登れなかったと思いますが、来月には紅葉シーズンが控えていますので、またいらしていただければと思います!

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2021年09月28日サバニで向かうサンゴ礁スノーケリング【石垣地域】

西表石垣国立公園 石垣 江川博子

こんにちは。石垣自然保護官事務所の江川です。

秋分が過ぎ朝晩が涼しくなりましたが、天気の良い日はまだ夏のように日差しが強いです。

さて、石垣島最北端に位置する平久保崎灯台からの眺めは絶景で、観光スポットとしても人気があります。私も天気の良い休日に景色を眺めによくドライブに行きます。

平久保埼灯台

特に海の色がコバルトブルーとエメラルドグリーンが入り混じりとてもきれいなので、私は一度その海に入って海中の様子を確かめてみたいと思っていましたが、業務でその機会に恵まれました。

平久保には沖縄伝統の漁船であるサバニの造船場があり、昔ながらの木製の船で風力とエークという木製の櫂(かい)を漕いでサンゴのキレイなポイントに行き、スノーケリングをするツアーを行なっています。

今回は、子どもパークレンジャー事業で、石垣島の北部地域にすむ子どもたちを対象にスノーケリングツアーを行った時の様子をご紹介します。子どもパークレンジャー事業では、地元の子どもたちに自然体験を通して、自然の豊かさを学び、環境を大切にする気持ちを育むことを目的として活動を行なっています。

サバニは帆で風を受けながら進むので、風向きが重要。数日前から台風16号が発生し、天候が心配でしたが、参加者は13名で無事に決行することができました。まずは砂浜から乗船です。

船頭さんは、船の後ろに乗って帆の向きを操縦します。船の前方に乗っている人たちでエークを漕ぎます。良い風が吹いていたので、すいすいと進みました。

サバニ

スノーケリングポイントに到着し、アンカーを降ろし、帆をたたんで船を留め、30分ほどサンゴ礁の海を楽しみました。

海中をのぞくと、テーブルサンゴやエダサンゴがびっしり!

平久保サンゴ

水面を浮かんでいるだけでも、楽しめます。

中には、素潜りに挑戦する子も。

スノーケリングを楽しんだ後は、再びサバニに乗って戻ります。

サバニにはモーターがついていないので、とても静かでスピードも穏やか。

波の音や風の音がよく聞こえます。

また、帰る途中にはウミガメが呼吸をしに水面にやってくる姿も見ることができました。

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