九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。
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自然保護と安全利用のため、ご理解とご協力の程よろしくお願いいたします。
屋久島では、ヤクシマザルへの餌付け行為が後を絶たず大変困っています。近年の例ではせんべいなどのお菓子類、バナナやキャベツなどをあげる行為や、餌やりの痕跡が目撃されたりしています。
野生のサルは、森の中で自生する植物の実や若葉、昆虫類などを食べて暮らしています。お菓子などサルが普段食べないものを彼らに与えてしまうと、彼らの健康を害するおそれがあるほか、野生動物から「野生らしさ」を奪うことにもなります。餌やりによって行動が変化してしまったサルは、人間から食べ物を奪う行動を取るようになってしまう場合があります。
野生のサルを間近で観察できることも屋久島の観光の魅力のひとつです。しかし餌付け行為によってサルが人を襲うようになってしまった場合、平和な屋久島の森が失われてしまいます。
(野生のヤクシマザルへの餌付け行為は、屋久島町条例で禁止されています。画像はバナナを与えられたヤクシマザル。2019年12月職員による撮影。)
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園、奄美群島国立公園があります。
自然保護と安全利用のため、ご理解とご協力の程よろしくお願いいたします。
屋久島では、ヤクシマザルへの餌付け行為が後を絶たず大変困っています。近年の例ではせんべいなどのお菓子類、バナナやキャベツなどをあげる行為や、餌やりの痕跡が目撃されたりしています。
野生のサルは、森の中で自生する植物の実や若葉、昆虫類などを食べて暮らしています。お菓子などサルが普段食べないものを彼らに与えてしまうと、彼らの健康を害するおそれがあるほか、野生動物から「野生らしさ」を奪うことにもなります。餌やりによって行動が変化してしまったサルは、人間から食べ物を奪う行動を取るようになってしまう場合があります。
野生のサルを間近で観察できることも屋久島の観光の魅力のひとつです。しかし餌付け行為によってサルが人を襲うようになってしまった場合、平和な屋久島の森が失われてしまいます。
屋久島を観光される皆様、島内にお住まいの皆様に大切なお願いです。ヤクシマザルに食べ物をあげる行為は決して行わないでください。自然保護と安全利用のため、ご理解とご協力の程よろしくお願いいたします。
(野生のヤクシマザルへの餌付け行為は、屋久島町条例で禁止されています。画像はバナナを与えられたヤクシマザル。2019年12月職員による撮影。)