ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。

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2020年9月

13件の記事があります。

2020年09月11日職場体験を受け入れました【対馬】

対馬 小川美香

こんにちは。

対馬自然保護官事務所の小川です。

この夏、対馬市内の東部中学校と佐須奈中学校から

計3名の職場体験を受け入れました。

新型コロナウイルス感染予防対策をしながらの体験となったため

取り組んでもらえない業務があったり

学校での開催になったりしましたが、

限られた時間の中で精一杯がんばってくれました。

対馬自然保護官事務所では

地元の小中学校を中心に「ヤマネコ教室」という

出前授業をおこなっているため、

ほとんどの中学生はツシマヤマネコについての知識はバッチリ。

そんな中学生に少しでも新しい発見をしてもらうため、

今年の職場体験では、ツシマヤマネコ以外の生き物からも

対馬の生態系について考えてもらいました。

作成してもらった普及啓発物は、

早速ビジターセンターで活躍しています!

▲ツシマウラボシシジミについてのポスター

▲対馬のどんぐりについての解説

▲特定外来生物オオキンケイギクについてのポスター

▲ペットについてのポスター

普段はなかなか作成できない、

心のこもった手書きポスターを作ってもらえて、とっても嬉しいです!

3日間お疲れさまでした。

楽しい時間を、ありがとうございました!

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2020年09月03日「全国一斉自然公園クリーンデーin雲仙」を行いました! 【雲仙地域】

雲仙天草国立公園 雲仙 前川尚太朗

朝晩はもう涼しくなり、秋の訪れを早くも感じる雲仙からこんにちは!先日、普賢岳に登ると山頂ではもうススキが出始めていました。

 さて今回は8月3日(月)に行われました「全国一斉自然公園クリーンデーin雲仙」でのパークボランティア活動についてです。毎年行っているクリーンデーでの清掃活動ですが、今年は雲仙地獄遊歩道の清掃、草むしりを行いました。

今回は時間が足りず、出来なかった箇所も多いので、今後のパークボランティア活動でも継続して行いたいです。

 雲仙の見所といえばまずは地獄になるかと思いますが、山を歩いて登らずとも、誰でも気軽に、自然や地球のエネルギーを体感できる雲仙の地獄は、素晴らしいところだと改めて感じました。九州の自然は海外や日本の北海道や本州の国立公園と比べるとスケールはあまり大きくないかも知れません。しかし、自然がその地域の暮らしに溶け込み、独特な風土を作っている点が九州の自然の面白さなのかなと思います。

微力ではありますが、アクティブ・レンジャーとして雲仙の魅力を色々な角度から発信していきたいです。

 最後になりましたが、参加された地元自治会・関係者の方々、行政関係者のみなさま、ご協力ありがとうございました!

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2020年09月02日チームタデ原 活動再開【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 大島 将貴

こんにちは。

今回は8月に行われたタデ原湿原で活動するチームタデ原の活動について紹介したいと思います。

チームタデ原とは、タデ原湿原について学び、発信することを目的に結成されたチームです。メンバーは九重町の小学校4年生から中学3年生までが活動しており、きっかけは2015年のKODOMOラムサールinくじゅう坊ガツル・タデ原湿原への参加です。このイベントで、全国の湿地を守る活動を行っている子どもたちと交流し、その後、子どもたちから飯田の宝「タデ原湿原を守りたい」という声が上がりチームタデ原が誕生しました。

 チームタデ原の活動の柱は、子どもたちの主体性です。大人が計画し、子どもがそれに参加するのではなく、子どもたちがタデ原湿原を守るために実行したいことを形にしていきます。大人のスタッフはそのサポート役。地域の協議会が事務局となり、九重町、九重の自然を守る会、くじゅうふるさと自然学校、環境省がスタッフとして関わっています。

今年度は、コロナの影響で活動を自粛しておりましたが、8月よりコロナ対策を行いつつ活動を再開しました。今年度初めての活動ということで、新メンバー4年生2名との初顔合わせとなりました。

今回の活動では、新メンバーを含むメンバー全員で、活動の目的を共有し、今年の活動計画を立て、タデ原湿原を散策し、湧水の観察を行いました。

▲VC横の広場を使って青空教室。自己紹介、活動の目的について話し合いました。

▲2015年KODOMOラムサールで作った坊ガツル・タデ原湿原のお宝。これがチームタデ原活動の原点。

▲今年度計画案。メンバーの意見を反映させ活動計画を立てていきます。

  

▲夏のタデ原湿原を散策。      ▲ARはラムサール条約について解説を行いました。

 

▲湧水にて水深や温度調査。

湧水からタデ原湿原へと流れ込む場所なのですが、今年の豪雨で草に覆われていた箇所に石が流れ込み景色が一変していました。

 

▲流れ込んだ石(安山岩)の解説

  

▲川に入って一休み          ▲今日のまとめ

最後に今日の感想を話し合ったのですが、過去にタデ原湿原を歩いているメンバーは、7月豪雨で変わってしまった川の様子が驚きだったようです。

【メンバー感想】

「川の流れが変わっていてびっくり」「河原ができていた。様子が違った」「川の湧き出すところが一番冷たかった」「豪雨で前来たときと全然違う」「火山岩だらけだった」「硫黄が見つかった」

ようやく始まったチームタデ原の活動ですが、この後もキッズガイドや野焼きに関わる活動を計画しております。今後もチームタデ原の活動を通して、坊ガツル・タデ原湿原の自然について理解を深めてもらえればと思います。

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