九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。
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皆様、こんにちは!!
霧島錦江湾国立公園管理事務所の築山です。
今回は、9月15日に行われた「秋の海ごみゼロウィーク 神瀬灯台清掃活動」についてご紹介致します。
この清掃活動は環境省と日本財団が共同事業として実施する「海ごみゼロウィーク」の一環として行うものです。
例年であれば5~6月に行われていますが、今年は新型コロナウイルスの影響により9月12日~19日までの開催になりました。
霧島錦江湾国立公園管理事務所が所在する鹿児島県鹿児島市では、MBC南日本放送と錦江湾遊覧観光協会が中心となって開催となりました。
まず、清掃活動の舞台となったのがこちら!
桜島近くに位置する無人島「神瀬(かんぜ)」です。
桜島と鹿児島港の間にあり、錦江湾を往来する多くの船に瀬の位置を知らせるための灯台があります。
神瀬は霧島錦江湾国立公園の「第2種特別地域」周辺は「海域公園地区」に指定されています。
普段なかなか立ち入ることができない島で清掃活動を行いました!
神瀬灯台へは船で移動です。
神瀬灯台付近は浅瀬なので小型船に乗り換え上陸!
少し分かりづらいですが、船の横に小型船をつけ乗り換えます。
そして上陸!
正面には桜島が大きく見えるはず!!でしたが半分雲に隠れてしまっていました。
上陸し海洋プラスチックごみについての説明を受け、清掃活動開始。
神瀬灯台
周りを見ても一見ゴミが落ちているようにはみえません
がっ!!
少し進んでみてみると・・・・・
ペットボトルやプラスチック容器が大量にありました。
さらに、
大型のプラスチック製品のゴミが多くありました。
約1時間30分と短い清掃時間でしたがこれだけのプラスチックゴミが回収され、ペットボトル、空き缶、発泡スチロール、釣りに使うルアー・糸、プラスチック容器等様々な物がありました。
この活動が行われる1週間前に台風10号が上陸し、溜まっていた海洋ゴミが再び流れ出てしまった状態でしたがこれだけのゴミが回収されたことを考えるともっと大変な状態であったと想像できます。
海洋ゴミは、普段の生活の中から発生しており、その一部は海だけではなく川から流れて海にたどり着きます。
中でも今回の活動のメインである海洋プラスチックゴミは紫外線を浴びることによりもろく崩れやすくなる性質があり、波や風の力で細かく砕かれ5㎜以下のものはマイクロプラスチックと呼ばれます。
これらのプラスチックを海鳥やウミガメが誤って食べてしまい命を落とす事例が多く発生していると聞いています。
2050年にはプラスチックをはじめとする海洋ゴミの量は魚の数よりも多くなると予想されています。
▼環境省 「プラスチックスマート」
http://plastics-smart.env.go.jp/
山や川、海に行くことが多いと思いますが、「来たときよりも美しく」出たゴミは持ち帰ることをすれば海洋ゴミも減らせるのではないでしょうか。
素晴らしい自然を守りましょう!!
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園、奄美群島国立公園があります。
皆様、こんにちは!!
霧島錦江湾国立公園管理事務所の築山です。
今回は、9月15日に行われた「秋の海ごみゼロウィーク 神瀬灯台清掃活動」についてご紹介致します。
この清掃活動は環境省と日本財団が共同事業として実施する「海ごみゼロウィーク」の一環として行うものです。
例年であれば5~6月に行われていますが、今年は新型コロナウイルスの影響により9月12日~19日までの開催になりました。
霧島錦江湾国立公園管理事務所が所在する鹿児島県鹿児島市では、MBC南日本放送と錦江湾遊覧観光協会が中心となって開催となりました。
まず、清掃活動の舞台となったのがこちら!
桜島近くに位置する無人島「神瀬(かんぜ)」です。
桜島と鹿児島港の間にあり、錦江湾を往来する多くの船に瀬の位置を知らせるための灯台があります。
神瀬は霧島錦江湾国立公園の「第2種特別地域」周辺は「海域公園地区」に指定されています。
普段なかなか立ち入ることができない島で清掃活動を行いました!
神瀬灯台へは船で移動です。
神瀬灯台付近は浅瀬なので小型船に乗り換え上陸!
少し分かりづらいですが、船の横に小型船をつけ乗り換えます。
そして上陸!
正面には桜島が大きく見えるはず!!でしたが半分雲に隠れてしまっていました。
上陸し海洋プラスチックごみについての説明を受け、清掃活動開始。
神瀬灯台
周りを見ても一見ゴミが落ちているようにはみえません
がっ!!
少し進んでみてみると・・・・・
ペットボトルやプラスチック容器が大量にありました。
さらに、
大型のプラスチック製品のゴミが多くありました。
約1時間30分と短い清掃時間でしたがこれだけのプラスチックゴミが回収され、ペットボトル、空き缶、発泡スチロール、釣りに使うルアー・糸、プラスチック容器等様々な物がありました。
この活動が行われる1週間前に台風10号が上陸し、溜まっていた海洋ゴミが再び流れ出てしまった状態でしたがこれだけのゴミが回収されたことを考えるともっと大変な状態であったと想像できます。
海洋ゴミは、普段の生活の中から発生しており、その一部は海だけではなく川から流れて海にたどり着きます。
中でも今回の活動のメインである海洋プラスチックゴミは紫外線を浴びることによりもろく崩れやすくなる性質があり、波や風の力で細かく砕かれ5㎜以下のものはマイクロプラスチックと呼ばれます。
これらのプラスチックを海鳥やウミガメが誤って食べてしまい命を落とす事例が多く発生していると聞いています。
2050年にはプラスチックをはじめとする海洋ゴミの量は魚の数よりも多くなると予想されています。
▼環境省 「プラスチックスマート」
http://plastics-smart.env.go.jp/
山や川、海に行くことが多いと思いますが、「来たときよりも美しく」出たゴミは持ち帰ることをすれば海洋ゴミも減らせるのではないでしょうか。
素晴らしい自然を守りましょう!!