ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。

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2020年8月14日

3件の記事があります。

2020年08月14日屋久島の避難小屋について(縄文杉登山、宮之浦岳縦走等)【屋久島地域】

屋久島国立公園 池田 裕二

縄文杉

 夏真っ盛りの屋久島です。山では高山植物が開花し見頃を迎え、海は透明度が上がり、スキューバダイビングを楽しむダイバーで賑わっています。

 屋久島では山での宿泊を伴う縦走登山も楽しむことができます。日本百名山の一座として有名な宮之浦岳の縦走登山が人気です。

 しかし現在は新型コロナウイルス感染症対策として、当面の間、登山はできるだけ日帰りを心がけていただき、各避難小屋(無人の山小屋)は緊急時以外の利用を控えていただくようお願いしています。新高塚小屋、高塚小屋、淀川小屋など人気の避難小屋は密閉、密集状態になりやすい空間です。各避難小屋の入口には以下の内容を掲載しております。

▼鹿児島県・屋久島町からのお知らせ

「新型コロナウイルス感染症防止のため、当面の間、緊急時以外の避難小屋の利用は、お控えください。」

避難小屋の案内

▼屋久島で登山をされる方へ 屋久島山岳部保全利用協議会からのお知らせ

屋久島で登山をされる方へ

○できるかぎり、日帰り登山を心がけましょう。

○登山届けを必ず提出しましょう。

○体調不良時は、登山を止めましょう。

○登山中、人との間隔を空けましょう。

○マスク、消毒液、除菌シート等をご持参・ご活用ください。

避難小屋以外にも縄文杉展望デッキや著名ヤクスギの周辺、登山口等では混雑する場合がございますので、人との間隔を十分に取り、適宜マスク等をご活用ください。

また、山間部のトイレ周辺には手洗い場が無い場合が多いため、消毒液等持参されての手指の消毒を推奨いたします。快適で安全な登山を楽しむために、みなさまのご理解、ご協力をお願いいたします。

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2020年08月14日黒島清掃活動【石垣地域】

西表石垣国立公園 石垣 田村彰帆

アクティブレンジャー日記をご覧の皆様、こんにちは。

石垣自然保護官事務所の田村彰帆です。

先日、黒島にて海岸清掃があり、私も参加してきたのでその様子をお伝えします。

黒島は、島全域が西表石垣国立公園に指定されており、北部を除く周囲の海が海域公園地区に指定されています。そして、人よりも牛が多い「牛の島」でもあります。

今回、清掃した場所は宮里海岸です。

黒島ビジターセンターの脇から海岸へと続く道があります。

黒島ビジターセンターは、国立公園である黒島の自然や島の生活様式、民俗資料を展示した環境省の施設です。

砂浜には遠くからでもみえるほどの漂着ゴミがあります。

あまりにもゴミの量が多いので、まずは1か所に集めてから分別をしていきます。

どんどんゴミが集まっていきます。そして、強力な助っ人が!

重機の力も借りて、一気に運びます。

猛暑の中での作業でしたが、地域の方をはじめ多くの方々の協力で、本来の姿を取り戻せました。

皆様、お疲れ様でした!!

宮里海岸はそのままの自然が残されており、古くから島民に愛されている海岸です。

その自然の中に、外国からのペットボトルや漁業で使われた網やブイ、人間が捨てていったビニール袋などのゴミはいりません。

今回、一掃し、ゴミのない美しい砂浜をみることができて良かったです。

皆さんのお近くの海岸にも漂着ゴミがあると思います。多くの地域で海岸清掃・美化清掃は実施されているので、地域の清掃活動に参加していただければと思います。

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2020年08月14日北部JPR活動第1回・第2回【石垣地域】

西表石垣国立公園 石垣 田村彰帆

アクティブレンジャー日記をご覧の皆様、こんにちは。

石垣自然保護官事務所の田村彰帆です。

石垣島北部地域に住んでいる子ども達を対象に行った、子どもパークレンジャー(略称JPR:Junior Park Ranger)の第1回と第2回の活動を紹介します。

今年度第1回の活動では、野底崎にてコーステアリングを行い、海岸探索による自然・地形観察をしました。

コーステアリングとは、イギリス発祥の新しいスポーツで、普段は行くことができないと思っている海岸線の岩場を、徒歩や遊泳しながら進みます。

ライフジャケットと膝当て、そしてヘルメットを装備して野底崎の完全攻略を目指します。

砂浜から歩いてスタートします。

足のつかない深さの海もどんどん泳いでいきますが、泳いでばかりだと疲れてしまうので、岩場からも進みます。

陸側から探索、海側から探索。

かなり高い場所まで、自らの力で進みます。

飛び込みポイントでは大はしゃぎでした。

第2回の活動では、西表石垣国立公園に指定されている野底林道沿いで、「アコークロー」に生き物調査をしました。

アコークローとは、沖縄の方言で、明るい(あこう)暗い(くろう)を意味し、日が沈んでもまだ明るい夕暮れ時のことを言います。

夜の生き物の鳴き声に耳を傾け、寝ているところを起こさないように注意しながらライトを照らして生き物を見つけます。

見つけた生き物をまじまじと観察している様子。

特定外来生物であるオオヒキガエルも捕獲することができました。

水たまりのそばでハブを発見。やってくるカエルを狙っていたようです。

どの回も無事に活動を終えることができました。

まだまだ北部JPR活動は続きますので、随時お伝えしていきます。

これからも、石垣島の自然環境に触れ、自然体験等を通して環境保全に対する意識を高め、地元の素晴らしい自然に親しみをもって欲しいと思います。

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