九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。
1件の記事があります。
こんにちは。
11月に入り、九重町立飯田小学校の5年生からアクティブ・レンジャーに外来種の話をして欲しいと依頼があり、出前授業を行いました。
飯田小のある飯田高原では「特定外来生物」に指定されているオオハンゴンソウの駆除を地元ボランティア団体や地域のまちづくり協議会などが行っています。
↑今年の6月の様子。地域の大人から子どもまでみんなで作業。
↑地元ボランティア団体によるタデ原湿原での駆除活動。今年はタデ原の群生地を駆除。
スコップを使って抜いた後に、根と花芽のみ切り取り処分。2グラム程度の根からまた芽を出すことがあるため、抜根の際には根を残さないように注意を払います。
普段からそういった活動や話しを聞く機会も多く、飯田小の子ども達はオオハンゴンソウと言われて、「特定外来生物」の言葉が出るほど外来種の知識が豊富です。
そんな子ども達にどんな話をしようかと考えていたのですが、当日は「外来種ってなに?」から始まり、写真や地図を使って、10年後、20年後、飯田高原で自分の子供達に残したい物や場所について話し合いました。子ども達からはヒゴタイやタデ原の花を残したいなどの意見が出ました。
外来種駆除というと活動が先行し、時に目的を忘れてしまうときがありますが、今日の子ども達との話し合いで何のために駆除を行っているのか、原点に帰る時間をみんなで共有することができました。今後も飯田高原の自然を通して地域の未来について話し合っていければと思います。
ページ先頭へ↑
アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園、奄美群島国立公園があります。
こんにちは。
11月に入り、九重町立飯田小学校の5年生からアクティブ・レンジャーに外来種の話をして欲しいと依頼があり、出前授業を行いました。
飯田小のある飯田高原では「特定外来生物」に指定されているオオハンゴンソウの駆除を地元ボランティア団体や地域のまちづくり協議会などが行っています。
↑今年の6月の様子。地域の大人から子どもまでみんなで作業。
↑地元ボランティア団体によるタデ原湿原での駆除活動。今年はタデ原の群生地を駆除。
スコップを使って抜いた後に、根と花芽のみ切り取り処分。2グラム程度の根からまた芽を出すことがあるため、抜根の際には根を残さないように注意を払います。
普段からそういった活動や話しを聞く機会も多く、飯田小の子ども達はオオハンゴンソウと言われて、「特定外来生物」の言葉が出るほど外来種の知識が豊富です。
そんな子ども達にどんな話をしようかと考えていたのですが、当日は「外来種ってなに?」から始まり、写真や地図を使って、10年後、20年後、飯田高原で自分の子供達に残したい物や場所について話し合いました。子ども達からはヒゴタイやタデ原の花を残したいなどの意見が出ました。
外来種駆除というと活動が先行し、時に目的を忘れてしまうときがありますが、今日の子ども達との話し合いで何のために駆除を行っているのか、原点に帰る時間をみんなで共有することができました。今後も飯田高原の自然を通して地域の未来について話し合っていければと思います。