2017年8月29日
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2017年08月29日「重富なぎさミュージアム」来館者数3万人突破!
霧島錦江湾国立公園 鹿児島 前平理恵
平成27年4月にオープンした「重富なぎさミュージアム」の来館者数が、3万人を突破しました!
記念すべき3万人目のお客様は、何度も遊びに来てくれている海の生きもの大好きな男の子で、おうちで飼っているカニやギンポなどを毎日観察しているそうです。
「重富なぎさミュージアム」は、姶良市の重富海岸にある小さなビジターセンターですが、小さいからと言ってあまく見てはいけませんよ!
松林の中にたたずむなぎさミュージアムへは、松ぼっくりのかわいい小道が誘ってくれます♪
館内には、水槽の生きものたちや錦江湾の海底地形が分かるジオラマ、クイズパネル、季節によって変わる企画展示などを楽しむことができます。特に水槽の生きもの観察は、魚やカニのみならず、フジツボがパクパクする様子やゴカイが砂の中を移動する様子など、普段はあまり見ることのできない海の中の様子をじっくり見ることができ、時間を忘れて熱中してしまいます。
そしてなんといっても、スタッフの生の情報を聞けるのがうれしいところ!
知っているようで知らない海のお話、私も毎回楽しく勉強させていただいています。
なぎさミュージアムの目の前は海!干潮時には広―い干潟が現れます。
生きもの観察にはもってこいなので、なぎさミュージアムでスコップを借りて遊んでみてください。
▼干潟で見つけたもの▼
エビが巣を作る様子や生きものの通り道など、「お、なんだこれ!」というものが見つかって楽しいですよ!
こんにちは。
やんばる自然保護官事務所アクティブレンジャーの上開地です。
楽しい夏休みももう終わりですね。みなさんはどんな夏を過ごしましたか?
8月のお散歩観察会は、夏休みシーズンなのもあって、キャンセル待ちの予約をいただくぐらい申し込みがありました。毎月定員御礼の開催で案内役の私はとっても嬉しいです。
今日は、春から夏にかけてのお散歩観察会の様子を紹介します。
▲4月のやんばるの森。新緑も落ち着き、さわやかな緑に変わっていきます。
観察会を行っているエリアは昨年9月に「やんばる国立公園」に指定されました!
◀橋の上から森を眺めて...
◀春の昆虫「アマミアオジョウカイ」
◀4月に咲く「イイギリ」の雄花
◀イイギリの奥には「イルカンダ」が咲いていました。
▲5月のやんばるの森。曇り空で森の緑がさらに濃く感じました。
◀「アカメガシワ」の実が膨らみ始めていました。
◀「シリケンイモリ」が路上に出てきていたので、観察した後に森の中に返しました。
▲6月のやんばるの森。
◀「ヤンバルアワブキ」の泡のような花がとても目立ちます。
◀ハマセンダンの葉にアゲハチョウの仲間の幼虫を見つけましたが、なんとアシナガバチがやってきて目の前で連れ去っていきました...。
◀おとなしい「リュウキュウアオヘビ」の幼体を手に乗せて観察したり...
◀「リュウキュウルリモントンボ」の交尾もみられました。
▲7月の森。夏の青い空と緑の森がまぶしかったです。
◀イタジイの木をよく見てみると...
◀今年の秋に落ちるシイの実がたくさんついていました。
▲8月のやんばるの森。朝一番にカタブイしたので湿度たっぷりな観察会でした。
◀4月に咲いたイルカンダに立派なマメの鞘が出来てました。
▲落ち葉をひっくり返すと可愛らしい「ジムカデ」の仲間がいました。ジムカデはおとなしくて咬む力も弱いので触っても大丈夫です。
◀「早くドングリ拾いたいな~」とイタジイの木を見る子ども達。
春から夏にかけてのお散歩観察会の中で、ここでは紹介しきれないくらいの生き物と出会えました。
4月に咲いた花が実になったり、クワガタを見つけたり、季節が移り変わって毎回ちがうやんばるの森を感じられました。
まだまだ暑いですが、これから少しずつ涼しくなって、もうじき秋がやってきます。
9月の観察会も楽しみです。
みなさんもこれから来る秋を探しに身近な自然へお散歩に出かけてみてください。
記事の最後になりますが、ただ今「やんばる写真展2017」の作品を大募集中です!
やんばるでお写真を撮られた方は是非、ご応募ください。
やんばるの自然に親しむ作品であれば、いつ撮影されたものでもご応募出来ます。
ぜひぜひ、よろしくお願いいたします。
詳細はこちら↓
http://www.ufugi-yambaru.com/news/event29.html#event17shasinten
今月の一枚「ヘビに親しむ」(リュウキュウアオヘビ(無毒でおとなしい))
観察したり、ものまねしたり、親しみ方は人それぞれですね。