2017年6月 8日
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2017年06月08日環境の日!パークボランティア海岸清掃【屋久島地域】
屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 水川
みなさん、こんにちは!
屋久島自然保護官事務所の水川です。
6月6日、屋久島を含む九州南部の梅雨入りが発表されました。
今年の屋久島は雨が少なく晴が続き、昨年より13日も遅い梅雨入りとなりました。
梅雨に入る前の週、梅雨対策のため屋久島世界遺産センターを少し補修しました。
屋久島世界遺産センターの窓枠は木でできているので、大雨が降るとセンター内まで水がしみ込んでくることがあります。
少しでも水をはじくように、木材部分に防腐塗料を塗りました。
▲作業風景。無事梅雨を乗り切ってくれよ~!!
さて、梅雨の6月は、「環境月間」でもあります!
6月5日は何の日かご存知ですか?
そうです、「環境の日」です!
広く環境の保全についての関心と理解を深めるとともに積極的に環境の保全に関する活動を行う日です。
「環境の日」について、詳しくは下記をご覧ください。
【環境省HP】http://www.env.go.jp/guide/envdm/
屋久島国立公園パークボランティアの会では、毎年この環境の日に合わせてNPO法人屋久島うみがめ館が主催する永田浜(いなか浜)の清掃活動に共催で参加しており、今年も6月3日に開催され参加してきました。
永田浜は北太平洋で一番アカウミガメが産卵にやってくる浜です。
産卵シーズン真っ只中ということもあり、気合が入ります!
▲開会式の様子。総勢164名!
▲清掃の様子(一般参加者)。
パークボランティアはいつも一般参加者とは別の場所を担当します。
奥まっていてゴミもたまりやすい場所です。
▲清掃の様子(パークボランティア)。
しかし、今回のイベント前に別の清掃イベントがあったこともあり、ゴミはとても少なかったです。
最終的にイベント全体で燃えるゴミ12袋、燃えないゴミ3袋、流木、漁具など総重量140kgを回収したそうです。
【NPO法人屋久島うみがめ館HP】 http://www.umigame-kan.org/
これでウミガメたちも一層気持ちよく上陸、産卵できそうです!
みなさんも、環境月間であるこの6月は環境について関心を寄せ、地域の環境保全に関する行事に積極的に参加してみましょう!
▲最後にパークボランティアのみなさんで、はい、チーズ!お疲れ様でした!
ご挨拶が遅くなりましたが、4/1付で徳之島自然保護官事務所に着任しました、自然保護官補佐(アクティブレンジャー)の立尾と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
今年の1月まで、東南アジアの内陸国ラオスで青年海外協力隊員として日本語を教えていました。まず、少しだけラオスの紹介をしたいと思います。
ラオスでは、うつくしい青空や夕焼けに心満たされ、植物や昆虫の豊かさに驚く日々を過ごしていました。食事は蒸しもち米が主食で、おかずには唐辛子がたっぷり!ラオスの人は「辛くないとおいしくない!」が信条です。かつてのランサーン王国("100万頭のゾウの国"の意)の世界遺産都市・ルアンパバンのエレファントビレッジでは、ゾウに乗って森の中を巡ったり、川に入ったりできます。象使い免許も取得できますよ!(ちなみに私も持っています)
また、任期中にマレーシアの世界遺産・キナバル山(4,095m)に登った折、いきいきと生命感あふれる多様な植物と、笑顔で働くスタッフの方々に感銘を受けました。そこで、改めて日本の自然や文化をもっと知りたくなり、遙かな大河・メコン川の国から、海あり山ありの奄美群島へ移りました。幼い頃から自然豊かな熊本で育ちましたが、徳之島の環境はまた異なりワクワクな毎日です。日々学びながら、島固有のいきものや植物を紹介していきたいと思います。
今年3/7、奄美群島は国内で34番目の国立公園に指定されました。この指定を受け、先月14日(日)には奄美大島で国立公園指定の式典が執り行われましたが、それに先立ち徳之島では4/22(土)に「奄美群島国立公園指定記念イベント~未来へつなごう緑のバトン~」が開催されました。
徳之島・国立公園指定記念イベント実行委員会が主催したこのイベント、行政主導ではなく、島民の方々企画・開催という全国的に見ても珍しいイベントです。当日は小雨の中を600人あまりの方々にお越し頂きました。
第一部の式典では、当事務所の沢登自然保護官による奄美群島国立公園の紹介や鹿浦小学校の児童による演劇、町長から子供たちへのオオシマウツギの贈呈等が行われました。第二部のコンサートでは世界自然遺産候補の島々からメッセージを発信、思いを込めた歌声と演奏が会場を包みました。徳之島3町の町長から手渡されたオオシマウツギがすくすく育つように、島のみなさんの心に蒔かれた種が芽吹くとき、徳之島はまた一段魅力的な島になってゆくのでしょう。
続いて、伊仙町立鹿浦小学校の児童による演劇公演です。
昨年虹の会主催で開かれた、夏休みの自由研究会に参加した子どもたちが、アマミノクロウサギやケナガネズミの研究成果をもとに自分たちで脚本・演技・道具制作を行って作り上げた舞台です。舞台袖から見ていてもドキドキする、目を離せないステージでした。
こちらからYoutubeにアップされた映像をご覧いただけます。
<めぐる徳之島> https://www.youtube.com/watch?v=RhAtu7iKMOc
それでは、しかや~しかや~!(またね)