ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。

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2017年5月24日

3件の記事があります。

2017年05月24日シャクナゲシーズン到来!パークボランティア活動報告【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!

屋久島自然保護官事務所の水川です。

 

今年もヤクシマシャクナゲのシーズンがやってきました。

昨年、一昨年と花が少なかったですが、今年はたくさん咲きそうだと聞いています。

すでに開花も始まっているそうです。

 

昨年のヤクシマシャクナゲ

▲昨年のヤクシマシャクナゲ。

 

5月26日~28日には(公社)屋久島観光協会が主催する「屋久島しゃくなげ登山」が開催されます。

例年屋久島国立公園パークボランティアの会では、この登山イベント前に登山道の補修や看板の清掃をしていましたが、今年は登山道ではなく登山口までの道路(荒川三叉路~淀川登山口)の看板清掃と枝払いを実施しました。

シャクナゲシーズンにはたくさんの車がこの道を通りますが、道幅が狭く曲がりくねって見通しがきかないため、山道を走り慣れていない方には運転し辛いかもしれません。

このような道のため、カーブミラーや注意看板がたくさんあります。

おまけに木が茂り日当たりが良くないので、ミラーや看板にはコケも元気よく育っています(^^;

登山者の方が安全に登山口まで走行できるよう、今回の活動は4班に分かれて、3班は担当区間の看板やミラーを磨き、1班は各区間のミラーや看板にかかる枝葉を刈り払いました。

※枝葉の刈り払いは屋久島森林管理署の森林官にも同行頂き適正に実施しました。

 

道路沿いの看板やカーブミラーを磨く様子

▲作業の様子。背の高いカーブミラーは脚立に乗って慎重に作業しました。

 

カーブミラー越しにピースしたボランティアが映る様子

▲綺麗になったミラー越しにピース(^^)∨

 

看板の磨く前と後の様子

▲文字が見えなくなっていた看板は、コケを落としてまっさらに!

 

最後は全員で登山口の看板や使用済み携帯トイレ回収ボックスを掃除しました。

 

使用済み携帯トイレ回収ボックスを掃除する様子

▲使用済み携帯トイレ回収ボックスを掃除する様子。中まで綺麗に磨きました!

 

綺麗になった携帯トイレ回収ボックス

▲中も外も綺麗になった回収ボックス。

 

時間の都合で、予定していた作業区間のカーブミラーや看板全てを清掃することはできませんでしたが、以前よりも多少なりとも見やすく走りやすくなったのではないでしょうか♪

登山口までの運転はどうぞご安全に。

そして美しいヤクシマシャクナゲをお楽しみください!

 

集合写真

▲最後にみんなで、はい、チーズ!お疲れ様でした(^^)

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2017年05月24日牧ノ戸峠登山道整備清掃活動

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう 小泉 敦

皆様、こんにちは。 5月20日に登山道の清掃整備活動を行ってきましたので紹介します。

くじゅう連山では6月にはミヤマキリシマが満開になるので、その前に登山者の方を気持ち良く受け入れられたらという思いもあり、九州電力八丁原発電所の主催で、牧ノ戸峠登山道の整備、清掃を毎年恒例で行っています。当日は多くのボランティアの方が参加されて、約70名で活動を行いました。

もちろん私達、アクティブ・レンジャー、レンジャー共々、参加しました。

↑登山道清掃整備活動に出発

活動内容は登山道のロープ張り替え、ゴミ拾い、杭の打ち直し、登山道の水切り等です。

参加者は四班に分かれて、それぞれ九州電力八丁原発電所の人達がリーダとなり、作業を行いました。

私が参加した三班は水切り(雨が降ると登山道がぬかるむ為、水を斜面の方へ流す)作業がメインでした。

↑作業風景 水切りを作っている

↑石などを置いて水切りが完成

私はこのような大勢の登山道整備の活動に参加するのは初めてだったので、色々な発見や驚きがありました。

一番印象に残った事は、普段何気なく歩いている登山道を、この様にして誰かが補修、清掃しているという当たり前の事でした。登山道では危ない箇所、急な登り下りの箇所などにロープが張ってあったり、案内板などの印があったりして、人間の手が入っている所が多いです。何も関心を持たずに登山をしてしまうと、つい見過ごしがちですが、この様にして登山者や山の自然が守られている事を再確認して、とても嬉しい気持ちと感謝の気持ちになりました。

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2017年05月24日竹富町の小学5年生 西表野生生物保護センター見学

西表石垣国立公園 西表 冨岡 健太

みなさん、初めまして。

4月から西表自然保護官事務所に新しくアクティブレンジャーとして着任しました冨岡 健太と申します。

これから歴代のアクティブレンジャーに恥ないよう西表の情報を伝えていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。

5月18日に竹富町の小学5年生の子供たちが西表野生生物保護センターを見学しに来てくれました。

子供たちの人数が43人と多くて一度に全員は見て回れないので、ヤマネコのDVDを見てからセンター内の展示物を見学する班と、逆順で回る班の2つに分かれました。

短い時間で子供たちに楽しんでもらえるよう、いくつか子供たちへの質問を用意していましたが、地元の小学校の子供たちだけであり、準備していた質問のほとんどがスラスラと答えられてしまいました。

用意した質問の一つに「西表島ってどういう島か知っているかな?」があり、質問してみたところ、子供から「様々な自然条件により、固有の進化をした生き物たちがいる島」というハッキリした答えが来ました。その的確で決して長くない確かな答えに私は驚きました。

私が用意した答えは「暖かな気候条件や水が豊かで湿潤な環境であり、地殻変動などにより大陸や他の島から来た生き物が戻ることができなくなり、その生き物たちが独自に進化を遂げた島」というもので少々長いですが、子供たちが出した答えを少し細かくしただけのものでほとんど同じような答えです。

他には「イリオモテヤマネコの特徴は?」という質問に子供たちは「耳が丸くて耳裏に白い模様がある、額には縦縞模様があって目の周りは白く、全身に模様があり太くて長い尻尾が特徴。」とハッキリと答えてくれました。

ほとんど特徴を言い当てていました。あと、幅広い鼻と胴長で短足に見えることも言っていれば私の用意した答えそのものでした。その後、いくつか質問を出しましたが私が準備した質問は、ほとんどが完璧に近い答えで言い当てられてしまいました。私よりも子供たちの方が詳しいかもしれません。「もっと勉強しなくてはいけないな」と思いました。

展示を見た後はヤマネコのDVDを視聴してもらいました。子供たち皆、真剣にDVDを見ていました。

イリオモテヤマネコの特徴や生態を展示物やDVD使って子供たちが持つ知識に新しい知識として継ぎ足すことができたかと思います。

子供たちが見学を終え、帰る前には記念にセンターから子供たちに絵はがきをお渡ししました。

今回の西表野生生物保護センターを子供たちが見学したことで、西表島の動物に関心を、前から関心があった子供たちにはよりもっと深い関心を持って頂けたらと思っています。

アクティブレンジャーに着任して、初めてセンター案内をしましたが、色々と気づかされる事も多く、次回に向けて励んでいこうと思いました。

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