九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園、奄美群島国立公園があります。
4月から対馬で勤務を初め、はや半年が経とうとしていますが
まだまだ私の知らない現場がたくさんあります。
そこで、長崎県の委託業務としてヤマネコの痕跡調査や自動撮影調査を担当している調査員さんに同行させていただきながら、
調査の現状等をお聞きしています。
↑痕跡調査ではこんなに高い場所の林道も歩きます!
↑月1回の痕跡調査と週1回の自動撮影調査両方を担当されている調査員さん。
調査員の方々には対馬の地元の人が多く、
もう10年以上調査に携わっておられるベテランの方もいらっしゃいます。
みなさんがお仕事や生活の合間を縫って、週末などに調査を実施してくださっています。
「前に比べて鹿をよく見るね~」
「ここのルートは野鳥がたくさん見られるんだよ」
「最近野犬がいなくなって歩きやすくなった」
「マムシが多くて怖いときもあるよ」
一緒に調査ルートを歩きながら、調査に関する話や調査地の自然のこと、
どんな気持ちで調査に携わってこられたのかなど、いろいろなお話を聞くことができます。
ヤマネコの全島にわたる調査は、これら地元の調査員さんのご協力がなければ
絶対に成り立たちません。みなさんのご協力に、本当に感謝です。
また先日、仲良くしてくださる調査員さんからは、
「釣りは好きね?今度船釣り行くからおいで!」
と、お誘いただく機会がありました!(^^)
お休みの日の夕方、一緒に船に乗せてもらいアジ釣りに行ました。
自分ではあまり釣れなかったのですが・・・
お土産にアジの干物をいただきました!ごちそうさまです!!
調査業務は黙々と一人で行うものが多いのですが、
このように地元の人と関わり交流できる機会を持つこともできるのだと
嬉しく思いました。
とても暖かくお付き合いしてくださる対馬のみなさんへ恩返しするためにも、
これまでの調査結果からツシマヤマネコの現状を明らかにし、
その成果をみなさんにフィードバックしたいと思います!!